コロナ騒動で「これからどう生きるべきか」再確認できた

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日本国内ではコロナ感染のピークは過ぎ、そろそろここ数か月のコロナウイルスとの付き合い方について、冷静に振り返る時期になっていると思います。

政府の経済対策やウイルスの感染防止対策は、それぞれの専門家に任せるしかありませんが、自分自身を振り返ってみると、新型コロナウイルスに振り回されたことによって、人生をどう生きていくかについて、いくつかのことが改めて確認できました。

まず、「毎日を悔いなく生きる」ことの大切さに気が付きました。明日は何が起こるかわからない。未来の予想が付かず、想定していなかったようなことが次々と起こる世の中になりました。そうなると、今を悔いなく生きることが大切になります。

いつも「明日人生が終わるとしたら、今日何をするか?」と自分に問いかけながら生きる。悲観的になれということではなく、一日一日を大切にすべきということです。やりたいことを作送りにして、将来「やらない後悔」をすることだけは避けたいものです。

そして、「人生は『自分のため』を忘れない」ことも大切です。人に迷惑をかけたり、反社会的な行為は許されるものではありません。しかし、周りの人たちに気を遣ったり、忖度して生きていても、豊かな人生は手に入れられません。日本人は「自分勝手」「自己中心的」と批判されるくらいで、丁度良いと思います。

3つ目は「生きているだけで儲けもの」ということです。無念の気持ちを持ちながら、新型コロナウイルス感染でこの世を去った人もたくさんいると思います。そんな人たちを想うと、今日もこうやって生かされていることに大きな価値があることを再認識します。

新型コロナウイルスによって、健康を害したり、経済的にダメージを受けたり、夢を諦めなければならなくなったり、多くの不幸があったのは事実です。

しかし、そんな中でも自分がこれからやるべきことが明確になれば、未来を変えていくことができます。

「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」

だから、これからどうするかにフォーカスすることを、もっと意識すれば、人生はもっと豊かになる。そう強く信じています。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年6月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。