本が売れても、カイロ大学が本気で法的手続きを取ると、皆さん困るのでは

Amazonページより

格好の話題作りにはなっているが、どなたもこの問題に深入りされない方がいい。

カイロ大学の声明が本物かどうか知らないが、仮に本物だとすると、件の読み物に触発されてあれやこれや周囲に触れ回っていた方々は知らず知らずのうちに選挙妨害の片棒を担がされていたことになってしまうかも知れないから、トーンを落とされた方がいい。

読み物としては相当の水準を行っている作品のようだが、そこに書かれていることを証明できる事実のように思い込んでしまうことは危うい。

少なくとも選挙期間中は黙っておられた方がいいかも知れない。

火を点けた方は、燃え広がるのを見ているだけで、多分選挙期間中は特別の動きはされないはずである。

決して公正な人物評伝とは言い難い。
都知事選挙の直前を狙って出版しているところに、出版社の売らんかな精神が垣間見える。

人間には複雑怪奇な一面があり、エピソードの選び方やライトの当て方によって、美しくも醜くも見えることがある。

まあ、闇夜にしたからライトを顔に当てれば、どなたでも怪人、怪物のように見えてしまうだろう。

カイロ大学の代理人弁護士がどこのどなたか分からないが、カイロ大学が本気で法的手続きを取ることになったら、皆さん、相当大変な思いをされることになるはずだ。

小池さんは、多分、何もしない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年6月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。