世界ALSデー月間特別寄稿: ALSでも親が務まるの⁉️

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動けない・喋れない
そんな人間に親が務まるのか?

私は務まると思う
というか務めなくてはいけない

娘小6、息子小3

娘にはALSになる前の私の記憶があるが、息子にはない

息子とキャッチボールをしたこともない、自転車も逆上がりも教えたこともない

娘はどんどん『女性』になっていく、男親には理解出来ない領域に入っていく

でもこれって健常者でも同じだったかもしれない
仕事にかまけて子供の顔を見なければ、理解不能になっていくだろう

大事なのはお互いに向き合うこと
愛してると子供達に伝えること
生きる術を伝えること

それはALSの身でも出来る

娘の名前は太陽のように自ら光を放つ宝物を意味する
息子の名前は地から空までを巡る大きな強い男を意味する

妻と考えに考え抜いて付けた名前だ

名前にふさわしい生き様が出来るように、最低限導くのは「名付けたもの」の責務だと思う

『血』のつながりは一生続く
神様にも断つことは出来ない
それはALSでも変わらない

親になるには覚悟がいる

ALSになってしまったが、一生続く『親の責務』を妻と共に全うしたい


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ元社長)のブログ「ALSと共に生きる恩田聖敬のブログ」2020年6月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください