東京都3100億円追加予算、小池知事自身が答弁すべし!

今週7月17日(金)に、令和2年第二回臨時会が開催され、先週小池知事記者会見で概要が明らかになった約3100億円の「令和2年度7月補正予算(案)」が、都民の代表で構成される都議会に提案されます。

中間搾取&ピンハネ予算?!

いやはや、それでなくても、コロナ禍を予見できなかった、オリパラ景気を当て込んだ「溢れんばかりの贅肉を付けた」過去最大級令和2年度予算15兆円はブクブク膨張して、現時点の予算総額16兆8千億超えとなりました。(驚)

前回の補正予算は、生活に直結した感染拡大防止協力金等が計上されており、今回の3100億円はことに委託事業と突っ込みどころ満載。委託先が透けて見える中間搾取&ピンハネ予算と都民に指摘されかなねない内容となっております。

ことにコレ不要不急?!

・新しい日常に対応した観光事業者等の受け入れモデル発信事業 4千万円
(お姐直訳:14施設限定たぶん想定施設を念頭にいれたであろう屋上屋WEBサイト)

・オンライン東京ツアー発信事業 5千万円
(お姐直訳:オンラインツアー18コース限定。多分江戸川区は入らない…涙)
→イマドキYouTubeで探せばいくらでもオラが町や観光自慢動画はありますし、モデル事業となるところよりももっと困っている事業者支援を優先すべき

・IT人材育成支援事業 2億円
→失業した若者支援というと聞こえはいいですが、かなりスキルのある対象者100名限定。CG、ゲームプログラムは念頭に入れていないようで「若者」ターゲットも若者からのニーズも不明。

・事業継承支援プラットフォーム整備事業 8千万円
(お姐直訳:事業継承推進という名の屋上屋WEBシステム)
→そもそもPC環境も整っていない中小零細企業の事業継承支援こそが喫緊の課題ではないの?

と、まぁ上げだしたらキリのない内容となってございますので、都民の皆様の血税ですので、賢明なる納税者の皆様にも是非チェックしていただきたくよろしくお願いいたします!(詳細こちら)

予算特別委を設け知事答弁を求めるべき

前回臨時会では補正予算にかかる特別委員会が設置され、お姐はメンバーからはじき出されましたが、

コロナ予算特別委締め出される。諦めず知事責任を問う

それでも、委員会では各会派が質問に立ち知事が答弁をされました。

選挙前は、本会議に臨んだというのに、一番都民が関心の高い連日、200名以上が4日間も続く新型コロナウイルス対策について二期目が始まった小池都知事が自身の言葉で語らなければない、今回の臨時会で特別委員会が立ち上がらなかったとすれば、それは「知事与党」都民ファースト及び知事の一丁目一番地の「情報公開」政策と公約に悖るものです。

なぜならば、本会議での活発な議論こそが「情報公開」の初めの一歩、一丁目一番地だからでございます。

コロナ補正予算で、知事等首長が答弁しない道府県、区市町村があるのでしょうか?首都東京こそ議会改革の先陣を切らねばなりませぬ。

ならぬものはならぬのです。

さあ、東京都議会は、知事答弁を求めず、この予算を通すのか?
ぜひご注目下さいませ。
お姐は一人会派だからこそ、出来ることをやりぬかせて頂く所存です。

補正予算に物申す!緊急質問通告提出!

そこで!!
呼ばれもせぬがお姐参上!!頼まれもせぬ世直しに今回も奔走!!

と、いうわけで前回の臨時会に引き続きまして、緊急質問を提出いたしました!

一 新型コロナウイルス感染症の緊急対策について
1 令和2年度東京都一般会計補正予算(第7号)について
2 令和2年度東京都病院会計補正予算(第4号について
3 東京都知事の給料等の特例に関する条例の一部を改正する条例について
4 追加議案について
5 その他

二 小池知事の政治姿勢について
1 このような時期(知事選直後・新型コロナウイルス感染症蔓延危機の最中)異例の局長・幹部人事発令について
→補正予算や臨時会の直前の局長クラスのガラポン人事。しかも、病院経営本部長など歴任され、コロナ禍にあり福祉保健局長として奮迅されてきた内藤淳氏が交通局長?…今こそ知見を活かすべきなのではないでしょうか

2 職員の職場環境とメンタルヘルスについて
→過日もブログで書きましたが、福祉保健局幹部職がかなり疲弊しているように見受け、1の人事体制も鑑み、これまでの都職員の自殺・過労死について確認してきたお姐として心配になっております

3 知事選挙における公約について
→結局大手メディアによる公開討論会も開かれず、1期目の公約についての精査が知事ご自身の口から語られることはなかったため、都民の代表として質します

4 知事の学歴報道を受けての都民・都議会への説明について
→未だ、都議会においての正式なご説明はありません。よろしくお願いされたい。

5 都の各種事業における民間委託事業者との関係性について
→かねてより、ベンチャー企業等との関係性につき指摘をしてきており、コロナ禍に乗じた、不正や癒着、談合がないのか確認させて頂きます
6 その他

以上

議論を重ねるから「議会」。
本日、石川良一議長宛に勇気凛々提出をさせて頂きました♪

お姐総括!

ご都合主義の一丁目一番地の情報公開「都民ファースト」施策については、先の一般質問・再質問でお姐も追及させて頂いております。


▲動画ご参照
昨日東京新聞のスクープにも驚愕すると同時に、さもありなんと意を強くした次第です。

都が感染状況の予測文書2通を廃棄 1通は本紙の情報公開請求後に<新型コロナ> 東京新聞

常に何かしら情報開示請求をしている情報公開一番都議として、「小池都政2期目の情報公開状況」をを皆様に「情報公開」してまいりますので、2期目もご期待ください♪

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自由を守る会代表 上田令子チャンネル


編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2020年7月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。