昨年の参議院選挙で見せた山本太郎氏の演説力は、群を抜いていた。
コロナがなければ、山本太郎氏は順調に全国に支持者を拡げることが出来たはずだが、気の毒なことに、れいわ新選組も山本太郎氏も大きな曲がり角に差し掛かってしまったようだ。
ブレーンらしいブレーンがいなかったのだろう。
東京都知事選挙で宇都宮氏を凌駕出来なかったことで、早くも限界を露呈してしまったことが痛かったはずだ。応援団の人たちが次々と去って行っているようである。
れいわ新選組の規約の問題性まで指摘されているようだから、今の状況は山本太郎氏本人には対処が難しそうである。
まあ、そこにいるだけで存在感を十分に発揮されている2人の参議院議員がおられるから、れいわ新選組そのものが消滅してしまうことはないだろうが、このままでは来る衆議院選挙に候補者を擁立することなど事実上出来なくなってしまうかも知れない。
やはり、山本太郎氏は街頭に立つべきである。
何もしなければ、神通力を失ったままで終わる。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年7月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。