富山県は、私の第二の故郷である。
私が大学を卒業して自治省に入省し、最初に赴任したのが富山県庁である。
富山県の地方課に配属され、同時に富山県選挙管理委員会の書記に任命され、市町村選挙管理委員会の書記の研修指導や衆議院選挙・富山県県知事選挙・県会議員補欠選挙・最高裁裁判官の国民審査投票などの管理事務などを担当した。
本年10月25日に富山県知事選挙の投票が行われることになっているが、10月25日には衆議院解散による総選挙の投票も行われることになるのではないか、という話も巷間流布しているようで、ひょっとすると今年は昭和44年の再来になってしまうかも知れない。
私と自治省入省同期の石井隆一氏が現職知事で、いよいよ5期目への挑戦をされるそうだが、アゴラによるとこの度の富山県知事選挙は過日の東京都知事選挙よりも100倍面白い選挙になるそうだ。
石井氏ほど真面目で、依怙贔屓なく、すべてに目配り、気配りができ、私心がなく堅実そのもの、誠実そのものの政治家は滅多にいないのだが、あまり真面目過ぎて反って保守の陣営の中から造反者が出てしまったのかなあ、と思わないでもないが、何とか無事この度の選挙を乗り切っていただきたいと願っている。
外野席にいる人からすればずいぶん面白い選挙かも知れないが、当事者にとっては選挙は大変だ。
コロナで国民、県民が大変な思いをしている今、保守の陣営の中で争いを起こさない方がいいのになあ、と思っているのだが、挑戦される方にはそれなりの大義があるのだろう。
何とかならないかなあ、と思っているのだが、いったん動き出した歯車はそう簡単には止まらないのだろう。
行くところまで行くしかないのかな、と思っているところである。
富山には、私の心友、知人、友人がそれなりにいる。
現職の石井知事に、もうひと働きだけさせていただければ幸いだ。
人物は、保証する。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年8月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。