NHKニュースなど報道各社が28日昼過ぎ、安倍晋三首相が持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に辞任の意向を固めたと報じた。
安倍首相は6月13日に東京・信濃町の慶應大病院で人間ドッグを受診していたが、8月に入り、写真誌フラッシュが吐血したとの報道をするなど健康不安説が高まっていた。さらに8月17日に再び同病院で日帰り検診を受け、1週間後の24日にも再び検査を受けていた。
首相はこの日午後5時から記者会見をする予定だった。当初は、新型コロナウイルスを巡る新たな対応をまとめた「政策パッケージ」について説明し、さらに健康状態の説明を通じて不安を払拭するとの見方もあったが、今後の対応が注目される。