安倍首相の突然の辞任発表には驚きましたが、昨日の記者会見はリアルで聞いていましたが、悩みに悩んだ上の、苦渋の決断であることが伝わってきます。
拉致問題、ロシアとの平和条約、そして憲法改正。懸案を解決出来ない中での辞任が無念な気持ちは、よくわかります。
(それにしても、記者会見での質問のレベルの低さには今回も唖然としましたね)
第二次安倍政権は、2012年12月に発足しています。実は、資産デザイン研究所は同じ月に登記され、その翌月の2013年1月から業務を開始しました。
資産デザイン研究所の歩みは、第二次安倍政権と共にあったといっても過言ではありません。
資産デザイン研究所がこれまで順調に業務を拡大出来たのは、安定した安倍政権のもとで、経済情勢が改善し雇用が好転し、株価が上昇してきたことから、大きな恩恵を受けたと思っています。
安倍政権の成果は経済だけではありません。外交面での日米関係の強化は安倍首相にしか出来なかった日本への大きな貢献だと思います。意外に知られていないアフリカ諸国との外交戦略も、もっと評価されるべきだと思います。
一方で、安倍政権に対する批判があるのもわかります。
アベノミクスは目標の物価上昇率2%を実現できず、財政赤字はコロナ対策もあって最悪の状態です。
森友・加計問題などの政治スキャンダルの説明責任を問う声もあります。これには私も同意します。
しかし、安倍首相よりも現状の日本を任せたいと思えるリーダーは、いるのでしょうか。首相後継候補者リストを見れば、安倍首相が日本の政界にとって余人を持って代えがたい貴重な人材であることがよく分かります。
持病の悪化による治療専念のための辞任は、本当に悔しいと思います。しかし、この撤退する勇気は、必ず次のエネルギーになるはずです。
安倍首相には「ありがとうございました。そしてお疲れさまでした」という気持ちと共に、気の早い話ですが、第三次安倍内閣を期待してしまいます。
治療をしっかり行って、万全の体調に回復し、再び日本のリーダーとして、戻ってきて欲しい。その日を心からお待ちしています。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年8月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。