終息後に観光旅行したい国で1位!日本の魅力で意外だったもの

最近は、われわれ日本人が海外旅行に行くのも、外国人が日本に旅行に来るのもほとんどありません。

ビジネス到来、すなわち仕事上でお互いの国民が行ったり来たりというのは、今月からシンガポールやマレーシアなどと日本は再開していく見込みではあります。

また日本に在留資格のある外国人の日本への再入国や、日本で学ぶ外国の留学生の入国の制限も緩和される見込みです。日本でも他国でもコロナが収まっていない現状では、仕事上でやむを得ず行くことはあっても、海外旅行に行って楽しもうという気持ちにはまだなっていないのが現状ですよね。

例えば今ハワイに行くとなっても、行って2週間は隔離、帰国して2週間は隔離です。隔離生活だけで1ヶ月かかるわけですから事実上、海外旅行に行けないし、行く人はいません。

国連世界観光機関によると、今年1月から5月に海外旅行に行った人は世界で昨年と比べて3億人も減っており、世界の観光業の売り上げが34兆円も減少しています。

世界各国でコロナにより経済が大打撃を受けてますけれども、特にGDPに占める観光業の割合が高い国は大変です。例えばスペインとかイタリアなどは観光業がものすごく大きな柱になってますから、今年の経済成長率の予想では日本やアメリカ、あるいはEUの全体の平均に比べて、こうした観光業にウエイトを置いてる国はもっともっと大きな打撃を受けています

さて、コロナ終息後に観光旅行をしたい国・地域はどこかという調査で、1位はなんと日本でした。

アメリカ、フランス、中国、韓国など12ヶ国に住む6200人からの回答で、日本は46%でトップ。ちなみに2位は韓国で22%、3位は台湾で17%になっており、2位の韓国とは倍以上の差をつけて1位です。こうした旅行先の意向調査は2012年から実施しており、日本は9年連続で1位を維持しました。

なぜ日本に行きたいのかその理由を問う回答のベスト3はこうなっています。
1位 行きたい観光地や観光施設があるから    47%
2位 食事がおいしいから            43%
3位 以前も旅行したことがあり、気に入ったから 37%

それに続く第4位なんだと思いますか。

4位 清潔だから 36%

清潔というのがある意味で観光資源になっている事に私は驚きましたけれども、コロナを経験した世界中の人々が、これから先はもっと清潔ということについて魅力を感じるかもしれません。

コロナが世界で完全に終息するには、これから先あと何年かかるかわかりませんが、GoTOトラベルキャンペーンのように、その状況を見て徐々に海外旅行も再開されていくのでしょう。仮に、訪日旅行客がコロナ日本国内でコロナの感染が確認された場合、今は指定感染症ですから、入院や治療をしてもらい、その費用は国が負担します。すなわち、われわれの税金です。

私、海外の人が日本に清潔という魅力を感じ、求めてくるのであれば、清潔税などの追加税を取った方がいいのではないかなと思います。これまでも日本に来て病気になり、治療を受けたり、手術したりしておきながら、その費用を踏み倒している外国人がいっぱいいます。

民間の病院が泣き寝入りすることのもありますけれども、公立病院であればやはり税金で支払われています。われわれ日本人が逆に海外に行って医療費を踏み倒せばすぐに逮捕されますよ。


編集部より:この記事は、前横浜市長、元衆議院議員の中田宏氏の公式ブログ 2020年9月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。