石破 茂 です。
急遽の自民党総裁選挙となりました。期間も短く、党員投票も「省略」(党員に対して随分と失礼な言い方をするメディアもあるものです)され、各都道府県連の判断で党員による事前投票も行われますが、全体に占める比重は正規の総裁選挙の3分の1弱。各候補が政権・政策を発表する前に圧倒的多数が特定候補の支持を決めてしまうという実に面妖な総裁選挙ですが、自分に不利だから今回は出馬しない、という選択は私にはありませんでした。
己の損得や利害打算抜きに行動する政治家が自民党に居なくては、いつか自民党そのものが国民から見放されてしまうのではないでしょうか。投票権はなくとも、国民に、党員に全身全霊で思うところを申し述べて参ります。
今回で総裁選挙に挑戦するのは4回目となります。総裁選挙には自民党国会議員20人の推薦が必要なのであり、不利と分かっていながら、自分に何の利益も無いのに、推薦してくださる20人の議員がいてくださることの有り難さをしみじみと思います。
全国の支持者の皆様にも本当にお世話様になります。最後まで何卒よろしくお願い申し上げます。
編集部より:この記事は、衆議院議員の石破茂氏(鳥取1区、自由民主党)のオフィシャルブログ 2020年9月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は『石破茂オフィシャルブログ』をご覧ください。