デジタル化は「後ろ向き」?必要なのは的はずれな批判ではなく建設的な提案

音喜多 駿

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

4連休がスタートです。

「重厚な閣僚布陣で、解散は遠のいた」

という説も強いですが、この高支持率。私は再来週にも臨時国会が開かれて奇襲解散してもおかしくないと思っています。

よってこの連休中は、できる限り都内各支部長の元を回って政策浸透を図りたいと思います。

さて、当然のことながら与野党ともに選挙モードで活動が活性化しておりまして、早速、枝野代表の街頭演説がニュースになっていたのが目に止まりました。

政府のデジタル化政策を批判する枝野氏(立憲民主党YouTubeより編集部引用)

デジタル化は「後ろ向き」と批判 枝野氏、政権との違いアピール(共同通信)

「首相は取って付けたようにデジタル化なんて言いだした。この国は後ろ向きのデジタルではなく、前向きの自然エネルギーで食っていこう」と訴えた。(中略)枝野氏はデジタル化政策に関し「世界から遅れている分を追い付くだけだ。日本の未来を輝かせることはできない」と断じた。「日本を自然エネルギーで回っていく国にしよう」と強調した。

(上記記事より抜粋、強調筆者)

まあ街頭演説はその場の「流れ」で喋ることもありますし、あまり深くロジックを立てて考えていないのかもしれませんし、なんでも記事になってしまう党首クラスは大変だなと思いつつ。。

やっぱり意味不明です(汗)。

そもそもデジタル化と自然エネルギー政策は並べる対象でもないし、デジタル化をわざわざ貶める必要はどこにもないですよね。

記事にあるとおり「政権との違いを強調」するためには無理にでも批判しなければならないのだと思いますが、的はずれな主張はビジネス野党化を印象づけるだけです。

私も最近の街頭では、デジタル化政策を訴えています。以前は「デジタル・テクノロジー」という言葉を発するだけで皆さんの足が遠のいていく感触もありましたが(苦笑)、今は沢山の報道があったおかげで耳目が集まる手応えがあります。

そこで私はデジタル化は大いに進めるべき一丁目一番地であると認めつつ、

・政府与党内にも根強い抵抗勢力がいる(はんこ議連など)
・政府や行政のデジタル化の要点は実は公務員人事制度改革だが、これも一筋縄ではできない

ということをお話しつつ、規制改革を貫徹するためにはそれを後押しする政治勢力が政府与党以外にも必要だと訴えています。

的はずれな批判を他山の石としつつ、建設的な差別化と提案ができるよう、引き続き政策提案と演説内容を磨いていきたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年9月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。