新 立憲民主党に世間の注目を集めるには「予備選」をやること

日本の政治が全体として中庸を行くようにするためには、野党の皆さんにもそれなりに頑張ってもらう必要がある。

野党が弱過ぎるといざという時にブレーキを掛ける人がいなくなりそうなので、ほどほどに野党の皆さんに頑張ってもらう方策を考えている。

小沢さんのようにあまりにも突飛なことを言ってしまうと、思わず噴き出してしまう人があちらこちらに出てくるだろうから、もう少し実現可能性がありそうな提案をしてみたい。

新立憲民主党はいわば寄せ集めの集団だから、いくら候補者の一本化や組織としての一体化を訴えても、そう簡単には行きそうにない。

しかし、そこを何とかして乗り越えないと、立憲民主党はアッと言う間に瓦解しかねない脆さを抱え続けることになる。
新立憲民主党に合流したいくつかの集団がそれぞれに衆議院選挙の候補予定者を抱えており、その調整がなかなかに難しそうだ、という話が漏れ伝わってくる。

いつまでも放置しておくと、少しずつ亀裂が拡がるだろうから、なるべく速やかに結論を出した方がいい。

いわゆるボスの談合で決めた、などと言われないように工夫する必要がある。

どういう手続きを取ってもしこりが残るだろうが、こういう時はすべてオープンにやることである。
予備選挙を実施したらいい。

殆ど世間の注目を獲得できていない合流新党・立憲民主党ではあるが、あちらこちらで予備選挙が実施されるようになると、否が応でもそれなりに盛り上がるものである。

すべての選挙区で予備選挙をやれるような時間はないだろうが、10以上の選挙区で順繰りに予備選挙を実施すれば、それなりにマスコミの話題にはなる。

如何だろう。

小沢さんの1年以内政権獲得宣言よりは、皆さんの役に立つと思うのだが…。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年9月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。