区議会で唯一、“世田谷モデル”に反対している我々の会派(無所属・世田谷行革110番・維新=F行革)の孤軍奮闘の甲斐があったのか、ようやく、「保坂区長プロデュース」のでたらめモデルについて報道されるようになった。
PCR検査「世田谷モデル」暗礁に乗り上げる 財源、受け皿の確保に課題https://t.co/9tVX9DK5pC
「いつでも、どこでも、何度でも」検査を受けられるようにする「世田谷モデル」は、当初より大幅に時間がかかるのが確実な情勢。
定期検査のための財源確保や陽性者の受け入れ態勢などの課題も抱える。
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 24, 2020
さすが産経新聞。もうちょっと早く取材して欲しかった。今朝(25日)の朝刊社会面でも大きく報じられた。
先週18日の企画総務委員会にて、我々が提出した「“世田谷モデル”に使う予定の税金4億円を、保健所や医師会を中心とする従来型検査の強化・拡充に充てる」内容の組み替え動議は、全会派によって否決され、同じく全会派によって区長案が可決された(詳しくはコチラ)。
皆さん、あれだけ批判していたにも関わらず、である。そして、いよいよ来週28日の本会議で採決にかけられる。このままいくと、委員会と同じように全会派によって可決・成立してしまう。
だが、しかし。ここに至って、潮目は少しずつ変わってきたように感じる。アゴラの新田哲史さんの記事にあるように、自民党だって本当は賛成したくないに違いない。覆る可能性は0%とは言えないのではないか。それもこれも、世論の後押しがあってである。
心ある読者の皆さん、どうか声を上げて頂きたい。
連休中は、石井苗子参議院議員の「国会タックル」に出演し、“世田谷モデル”について語り合った。こちらもご覧ください。
それにしても、保坂区長はまたもやおかしなツイートをしている。
この日経の記事、世田谷区は「プール方式という検査手法を導入する」とあるが、完全な間違い。誤報をリツイートする区長、また議会で問題にしますよ。 https://t.co/1hcJeOnM71
— ひえしま 進(世田谷区議会議員) (@hieshima_susumu) September 24, 2020
“世田谷モデル”のプール方式の実証実験は失敗しているし、成功したとしても、国が認めていないので実施されない。誤報を公然とツイートする神経がわからない。正しい情報を発信するように、議会でも再三指摘してきたが、議会軽視の区長に似つかわしく、馬耳東風のようだ。
いぜれにせよ、“世田谷モデル”なんかを認めることは、議員の良心に反する最たるものだ。本会議場で反対する議員が、一人でも多く増えることを期待する。