米大統領に絡む「テカムセの呪い」、復活か

米国の都市伝説のひとつ、”ヤギの呪い”は2016年に解けシカゴ・カブスが108年ぶりにワールド・シリーズを制し、その年にトランプ氏が米大統領に選出されたことは記憶に新しいですよね。

その他、米国には大統領に絡んで”テカムセの呪い”が存在します。

米国が英国から独立を宣言してから35年後の1811年、先住民族であるショーニー族の戦士テカムセはネイティブ・アメリカンの諸部族を束ね米軍に”ティピカヌーの戦い”を挑みましたが、後に第9代米大統領に就任するウィリアム・ヘンリー・ハリソンに敗北を喫し殺害されました。

ハリソン氏は1840年の米大統領選で勝利し41年3月4日に就任したものの、わずか31日後の4月4日に死亡してしまいます。在任中に命を落とした初の大統領となりました。強風吹き付ける厳寒日に2時間以上の就任演説を行った結果、風邪をこじらせ肺炎で亡くなったとされています(諸説あり)。

ハリソン元大統領(Wikipedia:編集部)

しかし、奇妙なことに20年後に選出された大統領、あのエイブラハム・リンカーン氏も就任から5年後の4月14日に銃撃され翌15日に帰らぬ人となってしまいました。その次の20年後、1880年に選挙に勝利し大統領に就任したジェームズ・ガーフィールド氏、さらに1900年に当選したウィリアム・マッキンリー氏も暗殺され、なんと1960年に選出されたジョン・F・ケネディ氏に至るまで、20年毎に選出される大統領が在職中に死亡するという事態が続きました。これが俗にいう”テカムセの呪い(英語では Tecumseh’s Curse、Curse of Tippecanoeとも)”です。

”テカセムの呪い”は、1980年に選出され81年に暗殺を逃れたロナルド・レーガン氏で解けたと言われています。

チャート:ハリソン大統領以降、20年毎に選出された大統領一覧

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(作成:My Big Apple NY)

ところが一転、2020年の大統領選を控え現職のトランプ氏が新型コロナウイルスに感染したため、再び一部で注目を集めているというわけです。

ちなみに”テカムセの呪い”と同様に、占星術愛好者の間で取り沙汰されているのが”グレート・コンジャンクションです。こちらでご紹介した通り木星と土星が同じ角度でぴったり重なる現象を指し、発生するのは約20年に一度なのですよ。今年がその年に当たり、20年前といえばブッシュ氏(子)で・・・とくれば、ピンときますよね。そう、”テカムセの呪い”と一致していますが、占星術上でこの年は米大統領が「命に係わるリスクが高い」とされています。

反トランプ派は2020年に”テカムセの呪い”が復活し前倒しで訪れたなどとツイートしてしますが、こんな見方もあります。「トランプ氏の新型コロナウイルス感染は”テカムセの呪い”の先取りで、コロナ感染は再選を示唆している」――いずれにしても”テカムセの呪い”は偶然の一致の域を出ず、当たるも八卦当たらぬも八卦と受け流して頂ければと存じます。


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK –」2020年10月5日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。