先の自民党総裁選で最下位に終わった石破茂氏が、菅政権に対する批判を「封印」し、路線転換を図った、とする時事通信の論評記事が18日、ネット上の波紋を呼んだ。
【石破氏 菅政権の批判「封印」】https://t.co/LChJ0lxHmY
自民党の石破茂元幹事長が、菅政権への批判を「封印」している。安倍政権に対する厳しい姿勢が、先の党総裁選で国会議員の支持低迷につながったとみて、路線転換を図った格好。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 17, 2020
この記事を配信したヤフーニュースのコメント欄(ヤフコメ)は
芯のない人だなぁ。今の状況だと、自民支持の人達からも野党支持の人達からも信頼されないんじゃないの?
「自分はこうしたい」「自分ならこうする」という意思を全く感じない。
今更、次の総裁選の為の支持票集めに注力するより、政治家としての信念を貫いた方が良いと思う。
などと辛辣な批判や呆れた声が続々と書き込まれ、上位に表示された。
石破氏は安倍政権時代の後期、アンチ安倍の勢力に持ち上げられる場面が目立っていたが、この報道に元朝日新聞記者のジャーナリスト、佐藤章氏はツイッターで、「石破は自分の道を自分で閉ざそうとしてる」などと“懸念”を示した。
石破は自分の道を自分で閉ざそうとしてる。菅にいくら近寄ったって何の意味もない。傲り高ぶった菅はますます強権的になり日本の歩む道を必ず間違える。竹中、高橋、岡部などスタッフの顔ぶれを見れば一目瞭然。石破は何度騙されれば現実を知る? 石破支持は激減するだろう。 https://t.co/lKY6yD9sTR
— 佐藤 章 (@bSM2TC2coIKWrlM) October 18, 2020
これに対し、アゴラでおなじみの八幡和郎氏はFacebookで、「朝日新聞やテレビに出られなくなっても関係ないしそうしたほうがいい。」と“歓迎”。ただ、あまりの方向転換には「もしかすると、総理から少し甘いこと言われたのかも。安倍前首相は考え方の合わない人は相手にしないが、菅首相はもっと戦略的だからありえないことでもない。」などと皮肉気味に分析していた。
朝日新聞やテレビに出られなくなっても関係ないしそうしたほうがいい。だいたい、諸外国でも現職を党内で批判して取って代わるのに成功するのは現職がよほどダメなときだけで極めて例外的だ。しかし、もしかすると、総理から少し甘いこと言われたのかも。安倍前首相は考え方の合わない人は相手にしないが、菅首相はもっと戦略的だからありえないことでもない。
八幡 和郎さんの投稿 2020年10月17日土曜日