これはもっぱら共産党からの働きかけだと思うが、立憲民主党と共産党が政権構想を共にする日は来ないはずだから、立憲民主党と共産党が合体合流することはないと信じている。
組織が相当弱体化しているように見える社民党はいずれ立憲民主党に呑み込まれるのだろうが、共産党は政党助成金なしでも立派に党を維持していく力があり、地方議会でもそれなりの勢力を誇っているから、社民党の後を追うようなことは絶対にしないはずである。
共産党の連立政権構想は、あくまで共産党が政治の主導権を握るための過渡的な手段に外ならないはずだから、寄木集め細工のような立憲民主党がすんなり共産党の連立政権構想に乗るとはとても考えられない。
共産党は、どんなことがあっても現在のポジションを変えないはずである。
立憲民主党と共産党の間の距離が段々狭まってきているような印象があるが、さすがに立憲共産党にはならないだろう。
あくまで、当面の選挙のために共産党と手を組むだけですよ。
立憲民主党の皆さんは、多分、ご自分の支持者に対してそう説明しているはずである。
衆議院選挙が終れば、雲散霧消するような話だろうから、あまりのめり込まれない方がいいだろう。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年10月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。