こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は参議院本会議2日目。維新からは片山虎之助共同代表が登壇し、規制改革や日米中の外交関係について菅総理の姿勢を質しました。
立憲民主党からは、同性婚についての質問が。
「(同性婚の議論を前にすすめるために)国勢調査で同性カップルのデータを調査してはどうか」
という提案があり、これは私も率直になるほど良いアイディアだなと感じたのですが、
「国勢調査は法に基づいて行われるもので、法整備がされてからの話」
と菅総理はけんもほろろに一蹴。法律の話が進まないから、実態調査をしようという提案なのですが…。
この同性婚の分野にまで踏み込んでくれば、もう本当に野党サイドの論点がすべて制圧されるのに…と思ったのですが、この分野は夫婦別姓以上に保守的な方が意固地になるところなので、難しさがあるのでしょうね。
やはり一括質問・一括答弁の代表質問では議論が深まらず、舞台は来週の予算委員会へ。引き続き論点整理を進めながら、しっかりと論戦していきたいと存じます。
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さて、大阪都構想の住民投票は、毎日新聞が放った誤報を巡って毎日目まぐるしく情勢が動いています。昨晩には、市財政局長が数字を「捏造」と認めて謝罪・撤回を行いました。
一連の経緯については都構想特設サイトでも詳細にまとめましたので、ぜひこちらをご一読ください。
各社が訂正報道・撤回を重ねる中、いまだに毎日新聞だけは強硬姿勢を貫いており、看過できるものではありません。
なぜ私たちがこれほどの怒りを覚えているかと言えば、この住民投票がそれぞれの存在意義を賭けた文字通りの真剣勝負だからです。
賛成・反対どちらであっても「大阪のために」「大阪を守りたい」という想いで臨んでいます。
真剣に頭をひねって独自試算をして、数字を出す。それぞれの未来予想図を提示して、チラシやネットで必死に拡散する。
もちろん反対派の出す数字を私たち賛成派は間違っていると思うから否定をするし、反撃もします。
一方で、彼らの大阪を思う気持ちは本物だと感じていますし、どちらのサイドにも「それぞれの正義」があると思うんです。
だから賛成・反対、どちらの結果になったとしても、勝った方は敗けた方の想いや考えを背負っていかなければならないとも思っています。
みんな、大阪が本当に好きだから。
そんな中、一部の報道機関が中立であるはずの立場を利用して、取材と称して明らかに投票意向を歪める数字を出させ、ファクトチェックもせずに報じた。
「市役所が出した」「中立である(と人々は信じている)新聞がそれを報じた」
とすれば、どういう影響があるかをわかりきった上で、真剣勝負に水を差した。
重ねて申し上げますが、やはりこれは民主主義・住民投票を冒涜する行為だと思いますし、当該報道機関には猛省を望みたいと思います。
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終盤戦は「想いが強い方が勝つ!」と言われます。真剣な「想い」のぶつかり合いに、こうした邪なフェイク・数字が入ってしまったことは極めて残念です。
しかし!フェイクも邪念も不誠実も含めて、熱い想いで全部ふっ飛ばす!!
そんな心意気で、残すところは投票日含めて2日間、死力を尽くしてまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年10月30日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。