週末の夜はジャズを愉しみましょう/キース・ジャレット・トリオ in Japan 93

Live In Japan 1993 / 1996のDVDジャケット写真

キース・ジャレット(p)、ゲイリー・ピーコック(b)、ジャック・ディジョネット(d)で構成されるジャズの歴史に残るスタンダード・トリオの完成版ともいえるこの93年のコンサートは、読売ランドのオープン・シアター・イースト(現在は閉鎖)で7月に開催されたものですが、これを聴くのは冬に限ると思います。

美しく複雑に交錯するピアノ・ベース・ドラムスのインタープレイが鬼のようにスウィングし、時に強く、時に弱く、張りつめた無の世界に刺さります。

特に素晴らしいのは、1:25:30から始まる”Oleo”です。3人の究極のプロ~が魂の演奏を存分に魅せてくれる超名演です。中でも1:31:25-1:34:05のベースソロから始まるインタープレイは神懸っていると思います。

これぞJAZZ!!!

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演奏中にけっして声を上げることなく、静かに聴く日本の聴衆も見事です。ジャズのライヴ版はやっぱり日本じゃなくっちゃね(笑)キース・ジャレットに負けないよう皆で思いっきり唸っちゃいましょう!


編集部より:この記事は「マスメディア報道のメソドロジー」2020年1月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はマスメディア報道のメソドロジーをご覧ください。