私が江崎よしひでさんを岐阜県知事に推す5つの理由!

直接お話する機会をいただき、江崎さんのお人柄に惚れました!具体的にご説明します。

わざわざキャリアを捨てて岐阜県へ!

私は東京の上場企業の役員の座を捨ててFC岐阜の社長に就任しました。江崎さんと同じく前職には辞表を提出しての決断でした。私にはFC岐阜という受け皿がありましたが、江崎さんは選挙に負ければ全てを失います。それでも『岐阜県のために動くのは今しかない!』という心の声には逆らえなかったのだと思います。故郷・岐阜県を盛り上げるために二つ返事でFC岐阜行きを引き受けた私には、江崎さんの岐阜県への思いが痛いほどわかります。江崎さんの岐阜県への思いを知事として存分に発揮して欲しいと思います。

同郷

江崎さんは私と同じ岐阜県山県市出身です。違いは江崎さんは合併前の美山町出身で、私は合併前の高富町出身なことです。私は高富でも奥地の三方を山に囲まれたいわゆる『ド田舎』で生まれ育ちました。信号も街灯もほとんどない地区です。しかし私はその一見何もない生まれ故郷をこよなく愛しています。一方江崎さんの美山町も失礼ながら私の生家に負けず劣らずの田舎です。けれども江崎さんは官僚時代も毎月美山に戻り畑仕事や近所付き合いをしていたそうです。つまり江崎さんは理屈抜きで故郷を愛しているのです。岐阜県にはまだまだ知られざるお宝があります。江崎さんがそれをどう発掘するかが楽しみです。

過去の仕事の実績

過去に江崎さんが東洋経済に、タイトル「机を蹴飛ばされても前に進む「異色の官僚」」と特集された記事(前後編)をネットで読みました。

まず江崎さんが『異色の官僚』とわざわざ取り上げられるほど異色であること、これが私の評価すべき点です。常識に捉われず仕事の結果を残したからこその特集記事です。是非お読みください。江崎さんは官僚出身でありながら民間企業的な感覚をお持ちです。だからこそ数々の前代未聞の改革を成し遂げられたのだと思います。また直近では、内閣官房・経済産業省・厚生労働省の橋渡し役として国のコロナ対策に関わっていらっしゃいました。岐阜県のコロナ対策にも万全のお考えがお有りだと思います。

仕事観

江崎さんの管理職三訓を紹介します。(過去記事の江崎さんの言葉から以下抜粋)

1.「仕事は難しいほうから手をつけろ」。役人は受験時代の成功者が多いので、皆、本能的に簡単な仕事から片付けて80点を採ろうとします(笑)。でも社会に出ると本当に重要なのは、難しいほうの20点分の仕事です。実際のところ、易しいほうから50点分くらいの仕事は、やらなくてもいい場合が多い。要は、難しいほうの20点分の仕事に手をつけるかどうか。解決できなくてもいいのです。自分が取り組んだ方法では解決できなかったという経験が、後任の役に立つ。いちばん困るのは、何もしないで先送りされることです。それに、難しくて皆が避けて通る仕事は誰も手をつけていないので、思い切って取りかかってみると、意外に成果が出るものです(笑)。ただし最初は非常に苦しい。そこで逃げないことが大事。しかし、意外にうまく行きそうだと思うと、必ず落とし穴がある。我慢して進むと、さらにもう1回、大変な目に合う(笑)。経験的にこのパターンが多いですね。そこをどう乗り越えるか。

2.「人は活かして使え」。組織では職員にプレッシャーをかけて仕事をさせようとすることが多いけど、同じ仕事をするなら楽しいほうがいい。ひとりの人間がどんなに優秀でも、3人の凡人には勝てません。ひとりが徹夜で働くより、いろんな人がそれぞれの能力を発揮したほうが、はるかに大きな成果が出ます。われわれ公務員の仕事は、売り上げ目標を達成したらいいというものではありません。答えがないところに答えを出すのが仕事です。すべての職員がそれぞれに力を発揮できる環境があるといい仕事ができるし、思わぬ発見があって楽しくなります。

3.「健康でいろ」です。管理職、リーダーの役割は健全な判断をすることです。体調が悪かったり、寝不足だったりすると、ついつい判断を先送りしたり、面倒な仕事を避けようとしてしまいます。同じ仕事でもタイミングを間違えると重大事故になったりすることは少なくありません。

私はこれを聞いて江崎さんと一緒に仕事したくなりました!

保守王国岐阜県に革命を!

岐阜県知事選では今回が55年ぶりの保守分裂選挙らしいです。つまり岐阜県は半世紀以上も『予定調和』で知事を決めて来たことになります。選挙の意味はあるのでしょうか?県民が決めた知事と言えるのでしょうか?任期4年の実績を県民が評価するのが選挙ではないでしょうか?もし仮に江崎さんが今回当選されたとしても、4年後に応援するかは実績次第としか申し上げられません。いずれにしても岐阜県の政治に一石を投じてくれた江崎さんに感謝致します。

現職について

私はFC岐阜社長時代に現職と一緒に仕事をさせて頂きました。FC岐阜にも余りある目をかけて頂きました。その中で類い稀なきリーダーシップとリスクマネジメントを何度も何度も拝見しました。実績は充分に出されていると思います。現職は4期16年立派に責務を果たされました。『コロナの中で職務を投げ出す訳にはいかない』という使命感には感じ入るものがあります。しかし江崎さんも国でコロナ対策に奔走されていた方です。必ずやコロナを収束に導くでしょう。そして江崎さんは『コロナ後の岐阜県』を見据えておられます。現在も大切ですが、それ以上に大切なのは岐阜県の未来です!コロナ後の岐阜県のために、今こそ世代交代の良い節目だと個人的には思います。

現職と議会とのコミュニケーション不足

各種メディアにて報じられていますが、強力なリーダーシップは時として独断専行と捉えられます。それが吉と出る場面と凶と出る場面があると思いますが、今回分裂が生じたのは行き過ぎたリーダーシップがあったのかもしれません。真相はわかりかねますが、いずれにしても仕事はチームでやるものです。結果として現職と議会とのチームプレイに乱れが発生したことに不安を覚えます。


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ元社長)のブログ「ALSと共に生きる恩田聖敬のブログ」2021年1月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。