千代田区議会補選:「あたらしい」候補予定者、梅田なつき氏にインタビュー

LGBTというと4つの論点があるかと考えられがちですが、じつは肉体的性別・性自認・恋愛対象に関して、それぞれ男性・女性・それ他と分類され、少なく見積もっても27通り、実際には無限の個別のテーマがあるのをご存知でしょうか。

これを教えてくださったのが、1月24日告示の千代田区議会補選に挑戦するあたらしい党公認候補予定者、梅田なつきさん、34才、3児の父です。

おとな研究所と共同でのインタビュー取材に基づき、その人柄を紹介したいと思います。

 

わたしが梅田さんと初めてお会いしたのは、あたらしい党初めての統一地方選挙で党首がまさかの落選、党の先行きも見えない中で少しでも盛り上げようと党員たちが自発的に企画したイベントの中でのことでした。

朗らかな人柄と当意即妙の話しぶりにすぐに打ち解けて、大変恐縮な提案だったとは思いますがLGBT勉強会も企画。有志での勉強会だったにも関わらず完成度の高いパワーポイントスライドでプレゼンしてくださり、党のオンラインサロンで配信する等と結果を残しました。

それもそのはず、梅田さんはこれまで受動喫煙防止の市民団体や、表現の自由を標榜するAFEEなどに参加。政治家に対する数々のロビイングに関わり、政策立案に関与してきた経歴を持ちます。

つまり政治家としての政策立案能力や実務能力を既に備えている、即戦力の人材であると言えます。

梅田氏がインタビューで特に取り組みたいと語ったのが、子育て、受動喫煙防止、表現の自由等、人権に関する事ということでした。実子の通う保育園がバラバラになってしまったなど、今直面している問題に関して、定員増だけでは解決できない課題に当事者目線で取り組みたいとのことでした。

また香川県のネット・ゲーム規制条約など、表現の自由は日々脅かされる昨今。

サブカルチャーの聖地 秋葉原を擁する千代田区で初めての表現の自由を守るための約束に賛同した議員候補予定者として、全力で文化を守っていきたい、と意気込みを語ってくれました。AFEEには山田太郎氏(参議院議員・自民党)が名誉顧問を務め、超党派の地方議員が参加しています。

ここで詳しい方はお気づきかと思いますが、梅田なつき氏は「あたらしい党公認」であり、日本維新の会との関係はない枠組みでの出馬を決めました。あたらしい党党首 音喜多駿(参議院議員)は日本維新の会とのかけもちで、前回の北区補選に出馬した佐藤こと候補はあたらしい党・日本維新の会W公認でした。

この点質問したところ、今後も市民団体活動を続けていく中で、既に方向性が固まっている国政政党に所属するより、あたらしい党という地域色の強い小規模の政党の中で、一緒に政策を作り上げていきたい、という意向のようです。

東京23区中、千代田区議会議員の平均年齢は3番目に高く、女性議員比率は3番目に低いと、多様性に乏しい構成になっています。秋葉原・神楽坂・日比谷といった文化の発信地でこの状況は、様々な機会損失をしているのではないかと語ります。

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