連続する政治家絡み報道は何を意味するのか?

2021年02月04日 17:00

一体どうなっちゃったんだろう、日本の政治家の質は落ちるところまで落ちたな、というのが正直な意見です。政治家がどんなものか、誰のための政治なのか、何のために政治家になるのか、投票する国民や市民は政治をきちんと考えているのか、全てを見なおす時が来たのかもしれません。

河井案里被告が進行中の裁判で控訴せず、参議院議員を辞職としました。当然です。争う意味がないし、そもそも執行猶予がついているのですから国民、地元の人にみそぎをすべきです。

松本純、田野瀬太道、大塚高司の3自民党議員と遠山清彦公明党議員の「飲み屋通いで議員を辞めました」はシャレにもならないです。しかも松本氏は3人プラス飲み屋の女性2人を連れての同伴だったにもかかわらず「一人で」と嘘をつき「陳情を聞いた」というお笑いにもならない釈明を展開しました。

森喜朗会長。そもそも彼を表舞台に押し出したところが間違いのもと。その弊害は日を増すごとにひどくなり、一切の反論を自分の目で見ない森会長に奥さんが「あなた、また書かれているわよ」とご報告する事態です。今回の「女性の発言が長い」とか「著名人は田んぼの中を走れ」なんて近所の偏屈爺さんですらつぶやかないでしょう。しかし、「こんな時期に交代はできないよね」が日本人的発想。海外ならバッサリです。橋本聖子氏にやらせればいいじゃないのでしょうか?

菅総理にも火の粉がかかりそうなのが長男の菅正剛氏が務める東北新社で総務省幹部4名を接待した件でこれは追及が厳しくなりそうです。正剛氏は4度あったすべての高額接待に全て同席しています。正剛氏がなぜ、省庁幹部を接待できるかと言えば「親の威光」であり、韓国でよく問題になるパタンと同じです。レベルが低い。とにかく低い。お話になりません。

ニュースの街頭インタビューでは「国会議員の人が会食しているんだから…」と言われてどう言い訳がたつのでしょうか?私は国会議員や官僚が偉いとは一つも思っていないのです。「上級」でもなんでもないのです。首相も私も同じ人間であってその職業がたまたま違うだけの話なのです。ところが、一般的には国会議員は「先生」と称され、崇められ、黒塗りの車に乗り、秘書がつくというだけで「上級国民」になってしまうのです。それは非常に表層的な話であり、国会議員も落選すればただの人に過ぎないのです。閣僚だって政権交代があればただの野党議員になるのです。(ただたちが悪いのは「元国会議員」というだけで偉そうにしている人もかなりいる事実でしょうか。)

では誰がそんな議員を選んだのか、ここが問題なのです。

埼玉県戸田市議選で「スーパークレージー君」が定数26のところ、912票を取り、25番目で当選しました。戸田市は人口13.6万人ですが、なぜ、この市の運営に26人も議員がいるのか、そもそもがおかしいのです。多く見積もって7人。それで十分です。人口67万人のバンクーバー市は議員が10人です。人口500万のBC州で議員は87名。日本は往々にして地方都市の議員の数がやたら多く、東京都と接している戸田市ですら1000票未満で当選できるのは枠が多すぎるから以外の何物でもないのです。

地方議員の場合、人口当たりの最低支持率から割り出した議員数という発想もアリだと思います。例えば人口の最低3%の支持を根拠にするいった設定の仕方もあるでしょう。

地方の場合は特にそうですが、政党や派閥による議会運営から卒業すべきです。バンクーバーもそうですがNon-Partisan Associationという基本的にどこにも所属せず、政党の方針から影響を受けないグループ が率いることで市民により近い目線で地域に根差した真の政治をしています。市町村に自民党も立憲民主党もいらないのです。その地域の特性を理解した熱い人が名誉職としてやるべきでそれこそ、手弁当でやるぐらいの気持ちを持ってもらいたいのです。

国会議員にしても政党の中で派閥があり、当選回数が多い議員が「〇回生」という形でヒエラルキーを作ることで若くて有能な議員を育てられない体質を持っています。議員は選挙の時に「日本を変えます」とがなっていますが、その前に政治を変えて、議員の質を向上します、と言えないのかと思います。

最後に国会議員も企業と同じである程度の年齢になったら引退してもらわないと老害天国となりかねないリスクをはらんでいると言わざるを得ないでしょう。併せて、国会議員に立候補するために資質テストで合格者のみ立候補できるぐらいのハードルを作ってもいいぐらいです。外から見ていると本当に情けないの極み、これが日本の政治ではないかと思います。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2021年2月4日の記事より転載させていただきました。

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