こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
良くも悪くも政治の世界では、「政局によって政策が動く」ことがままあるもので。
私も国政で度々取り上げてきた香川県の不合理な「ゲーム条例」ですが、東京都は追随をしないという方針が小池知事自身からはっきりと示されました。
参考過去記事:
「ゲームとスマホは一日一時間」を権力で規定?!香川県でトンデモ条例案が進行中…
【urgent!】香川県のネット・ゲーム規制条例、その効力が県外に及ぶ可能性が判明…
エビデンスがはっきりと示されないまま、ゲームやネットを「悪玉」にしかねない条例内容であり、全国への波及が心配されていただけに、東京都がこうしたスタンスを明示したことは非常に大きな一歩です。
ということで、この変化については素直に喜びつつも、
生粋の「表現の自由戦士」である松本ときひろ区議が推察しているように、このタイミングで大きな動きとなったことには政治的意味合いがプンプンします。
ゲーム条例を含め、「表現規制・表現の自由」の課題に積極的に取り組み、コミケ前街宣に参加するなどしてきたのは、都民ファ離党組が中心。
そして都議選の直前というタイミングで、都民ファ代表質問に対して知事答弁→都民ファ都議が一斉に発信してPRという流れは、まさに「やるな、ブライト!」という感じです。
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※やるな、ブライト!
OVA「逆襲のシャア」におけるシャアの台詞。普通のミサイルをダミー・弾幕とし、少数だけ核ミサイルを混ぜて攻撃してくるブライト艦長を敵ながらあっぱれと評価したもの。
なお、逆襲のシャアは私(音喜多)が二番目に好きなガンダム作品。一番目は機動戦士ガンダム0083。
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閑話休題。
まあ身も蓋もない言い方をすれば、「選挙に向けたアピール、ライバル潰しじゃね?」ということなのですが、裏を返せばそれだけ「ゲーム・ネット条例」「表現の自由」が選挙に影響を及ぼす話題になりつつあるということです。
都政にはゲーム条例の他にも、石原都政時代にスタートした青少年条例や、科学的な根拠に基づかない不健全図書指定など表現規制に関連した課題がまだまだ山積しています。
単発の動きで終わるのではなく、ぜひこうした継続的な動きにつながることを期待しますし、私たちも政策提言を続けてまいりたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年2月24日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。