ビジネスシーンのオンラインコミュニケーションの礼儀

賛否両論あるだろうことを敢えて書きます。

私はALSですが、メール・LINE・メッセンジャーなどのいわゆるオンラインツールは自分で使いこなすことができます。

一方、電話は出来ません。

私はビジネスパーソン故、メールは一方的なコミュニケーションツールに過ぎず、相手がいつ見るかわからないし、そもそも見ることを強制出来ないのだから、確実にリアルタイムで伝えたいことは電話すべしというスタンスです。

それ故にALSになった今も、どうしても今伝えなくてはいけないことはヘルパーさんに電話してもらいます。

オンラインの世界では、LINEやメッセンジャーは既読か否かわかります。いわゆる『既読スルー』問題です。私はこれは場合によっては大問題だと思います。

例えば私が執筆依頼を受けたとします。私が原稿を送ったものに既読スルーされたとします。こんなことはほぼないのですが、これをオフラインに置き換えると無言で原稿を受け取っているのと同じで、礼儀を欠いた行為だと思います。

私はオンライン上で相談を受けます。勧誘紛いのもの以外は私は基本すぐ返事をします。調べなければ返事出来ない件は、今調べてますと返事します。私を頼ってくれた以上、何かしらリアクションをしてあげたいし、リアクションしていることを速やかに相手に伝えてあげることが、誠意であり礼儀だと思います。相手に既読が見えているなら、尚更すぐリアクションしてあげる必要があると私は考えます。しかしオンライン上では私と別件の考えの人もおり、既読スルー容認派で後で連絡すれば良いという人もいます。

友達同士の既読スルーとは話が違います。皆様どう思いますか?


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ元社長)のブログ「ALSと共に生きる恩田聖敬のブログ」2021年3月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。