日本の「ホテル御三家」の生き残り戦略

久しぶりに赤坂にあるホテルニューオータニに出かけました。甥っ子、姪っ子の合格祝いで、バイキングが食べたいというので、スカイレストランのランチに行きました。

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ここは、お寿司、ステーキ、天ぷら、中華、洋食からデザートまで食べ放題。食べ盛りには、パラダイスです。私も40年以上前に、ワクワクしながら特別な日に連れてきてもらったことを思い出しました。

館内には、トレーダーヴィックス、トゥールダルジャンなど、懐かしいお店がありました。さすがに施設の老朽化は進んでいますが、広々とした昭和な雰囲気は、このホテルならではの魅力です。

ホテルニューオータニは、帝国ホテル、ホテルオークラと共に御三家と呼ばれる日本のホテルの頂点でした。しかし、今やアマン、フォーシーズンズ、リッツカールトンといった外資系にその地位を譲りました。

その中で、ホテルオークラは新館をオープンさせ、帝国ホテルもいよいよ建て替えを予定していると報じられています。ホテルニューオータニもいずれ建て替えになると思いますが、果たしてどんな戦略が考えられるのでしょうか。

外資系ホテルの二番煎じでは、ブランド力で勝てません。未来図を描くのは簡単ではありませんが、このホテルならではの、ゆったりとした懐かしい雰囲気を残し、他のホテルには無い価値を提供しつづけて欲しいと思います。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年4月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。