支持率が下げ止まるも、参院選広島補選は劣勢。評価が難しい菅政権の浮沈具合【ほぼ雑談】
こんばんは、音喜多駿(支持率が下げ止まるも、参院選広島補選は劣勢。評価が難しい菅政権の浮沈具合【ほぼ雑談】参議院議員 / 東京都選出)です。
支持率に一喜一憂しても仕方ないことはわかっていつつも、いつ解散総選挙が起こるかわからない現在にあっては、我々としても注目せざるを得ないわけでして。
4月の世論調査では、どこも軒並み菅内閣への支持率は下げ止まるか、あるいはわずかに上昇傾向にあるようです。
単に感染症の状況に連動している説もありつつ、政権にとっては明るいニュースであることは間違いありません。
一方で評価が難しいのは、野党側の「弔い合戦」である長野、不戦敗が決定している北海道はまだしも、「保守王国」である広島でも予想以上の差がつけられていることです。
広島でどれだけ自民党が鉄板だったかというと、定数2の参議院選挙区で「2議席独占」を狙いに行ったわけですから、そりゃあもう盤石な自民党地盤がある(あった)はずなんです。
その2議席独占を狙ったことが大きな禍根を残し、河井夫妻の汚職事件に繋がったわけですが…。
元経産省官僚という、経歴としてはシュッとした候補者を擁立しながら、序盤でこの大差(おそらく10ポイント近く)つけられているということは、広島県内における自民党勢の顕著な衰退が伺えます。
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やはり選挙結果というのはモメンタム(勢い)を大きく左右しますから、菅内閣の支持率微上昇を吹き飛ばしてしまうくらいの結果となるかもしれません。
一方でこの広島県選挙区での予想外での大敗は、広島を基盤とする次期総裁候補の1人・岸田文雄氏の政治力を激減させることにもなるので、次期総裁選を見越せば菅総理にある種の「追い風」となる可能性もあります。
などを色々と考えると、今回の長野・広島・北海道の3つの補選をすべて取りこぼした場合、菅総理はオリパラ後まで解散を見送る可能性が高い気がします。
主たるライバルもいないし、そこそこの支持率さえキープしておけば、総裁選は恐るに足らずと考えるだろうというわけですね。
安倍前首相のお墨付きを得て下村政調会長が総裁選に名乗り 菅首相はどうなる?〈dot.〉
なんてことを考えていたらこんな記事が流れてきたりと、本当に政局はわかりません…。
考えても仕方のないことは考えるだけ無駄なんだと思いつつ、やはり色々と展開が気になるのは政治家の性。
特に結論めいたものはありませんが、いつ解散があっても良いよう、引き続きマニフェスト集約作業の詰めを急ぎたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年4月12日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。