都民ファーストの会パーティは開催するのか

上田 令子

都民の皆様から、お姐のもとへ、

「都民ファーストの会の政治資金パーティが4月25日(日)に予定されているが、蔓延防止措置が適用されている中実施するのか?」

「緊急事態宣言を小池知事は政府に要請するようだが、今のところキャンセルの情報がない。由々しく思い都民ファーストの都議にTwitterで確認したらブロックされた。」

「ご案内いただいているが、本当にやるのか?」

という声がお姐のもとに(なぜか…苦笑)複数届きました。

都民ファーストの会案内状

▲本来昨年12月21日開催→延期→3月21日→延期→4月21日

現物はこちらです。

 

大阪府は緊急事態宣言を要請し、東京都でも秒読みの中、小池知事が特別顧問を務める都議会最大会派都民ファーストの会は、キャンセル表明もされず、問い合わせにも答えないというのは、東京都議会全体の存在意義も問われかねないと受け止めるに至り…

そこでTwitterでアンケートを急ぎ実施しました。

【7割以上が都民ファーストの会パーティは中止すべきと回答】

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多くの方にご参加いただき

★中止すべき 72.6%

★実施すべき 9.4%

★どちらでもいい 18.1%

という結果となりました。

これまで

を実施してきましたが、9割、8割が反対意見が多かったのですが、今回7割となった背景には、協力いただいた皆様の複雑な思いがあったようです。

中止を求める声はごもっともです。

「言ってる事とやってる事が違う。都民への裏切り行為ですよ。」

「パーティやりたきゃ、都民に自粛や時短ばっかり求めないで欲しいと思いますね。こんなんやる暇あるなら都民の為に仕事しろですよね。そして、千代田区長選の時も自分だけでGoto状態でしたからね。勘弁してくださいですよ。」

「都民と同じく不要不急の外出は控えるべき。オンラインでどうぞ」

「都知事は気の緩みなどと言っていますが、都民ファーストの会がパーティーやっていたら自粛要請がバカバカしいと思う人増えるのではないでしょうか?」

小池知事や、都民ファーストの会を支援する皆様は楽しみにされていることと存じますし、実施して欲しいと回答されたと思います。それを私もどうこう言うつもりは全くございません。

一方中止としつつも思いがある、実施すべきというには意味があるという方の言葉にはなるほどと思わせるものがありました。

「もちろん中止すべきに入れましたが、決行して都民から袋叩きにあって都議選で全滅するのもアリかなと思います。」

「都知事は気の緩みなどと言っていますが、都民ファーストの会がパーティーやっていたら自粛要請がバカバカしいと思う人増えるのではないでしょうか?」

中止した方がいいのは一般的に考えても当然ですが、小池知事も、都民ファーストの会もこれまでの独善、独断専行をこの際実行してみて、改めてどう思われるのか?振り返る機会として欲しいと願う気持ちをお姐は読み取った次第です。

【それでも中止をしていただきたい】

はからずも、今朝アンケート締め切りが終わった直後に、案の定なニュースが飛び込んで来ました。

東京都緊急事態宣言、4月29日~5月9日で調整 小池知事 2021.4.21 毎日新聞

お姐がゾっとしたのが、都民ファーストの会の政治資金パーティが終わった後の日程の4月29日開始と想定されている点でした。

大型商業施設まで休業求めるのに、こうして都民ファーストの会パーティはギリセーフで、その収入の4割以上を占める資金集めをしたとあれば、今後の都民や飲食店・遊興施設の事業者様の理解や協力が得られるわけがありません。

それでも、コロナ禍にあえぐ事業者は、これまでの東京都からの有形無形の恩恵や、補助をうちきられたくないし、さらに支援が欲しいと思えば必死で都民ファーストの会の選挙も含めた政治活動を支える「パーティ券」を買い、欠席したことで「粛正」されぬか畏れ、必ず参加することでしょう。

大人数が集まる場所でクラスターが発生したら、出席者にもご迷惑がかかります。
そして、コロナ禍にあり事業収入も激減している中、1枚2万円もするパーティ券を買う必要もありません。

「東京大改革」「ふるい議会をあたらしく」を掲げた政治団体が高いパー券を売りつける感覚が本当に理解ができないのです。

パー券文化こそ古い政治の象徴ではありませんか。

参加者の方々の感染と、無意味な出費を防ぐために、東京都議会最大会派の責任と自負と矜持があるのであれば中止をして頂きたいとお姐は都議としてもイチ都民としても願うものです。

中止となってもよもや、パーティ券を売りつけないことも重ねて、政治の神様に祈っております。杞憂で終わればいいですが。

【お姐総括!】

東京都は他府県の在勤者によっても税収を支えて頂いてるにもかかわらず、策に窮したか「東京には来ないで」と突然言い放ち、若者の路上飲みに「注意しますね。はい。当然」と厳しく断じながら緊急事態宣言中に“愛弟子”都民ファーストの会ひぐちたかあき千代田区長の応援に、密なアキバを含め日参していたことは記憶に新しいところではないでしょうか。

小池知事2021.1.27Twitter
「昨日はひぐちたかあき千代田区長候補の応援。選挙カーにてコロナ対策の御礼も私自身からお伝えし、清き1票のお願いをさせて頂きました。コロナに克ち、『千代田の新時代』をつくるため、清き一票、ひぐちたかあきにお願い致します。」

緊急事態宣言中、小池知事は不要不急な千代田区長選で密な街に出かけるのはOK、しかし若者はステイホーム!

これでは若者を中心に都民も言うことを聞けるわけないのではないでしょうか?

感染拡大を、繁華街・飲食店・若者のせいにする前に、小池知事のご都合主義コロナ対策にあるのではないか?小池知事には自問自答していただきたい。

千代田区長選への応援に関しては、お姐が議会でシッカリ質しております。

しかし、驚愕の回答は

「状況を勘案し適時適正に判断」して応援にいったとのこと。つまり宣言下のアキバ応援は「適正」ということ。

一方若者が「生涯一度の新歓コンパだから適時適正に判断」して開催することには「当然注意」、つまり「不適正」ということ。

どの口が言えるのでしょうか。

こんなご都合主義を許してはならないのでございます。ならぬことはならぬのでございます。

★【東京に来ないで】小池知事のご都合主義のコロナ対策ももう限界!?今後どーするのか?★

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編集部注:この指摘の後、都民ファーストの会の政治資金パーティは再延期となりました。


編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2021年4月21日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。