スギ薬局は炎上・医師等優先の巨悪は放置のマスコミ

愛知県西尾市がスギ薬局を展開するスギホールディングスの創業者・杉浦広一会長と妻・昭子相談役の予約を優先確保するよう便宜を図ったことが問題になって集団リンチ状態だ。

スギ薬局HPより

なんとも不思議な事件である。市役所の担当部長によると、スギ薬局の秘書からの「問い合わせ」が「かなりしつこかったというのはあります。いったん断れば、また別な理由でこうなんだと・・・」「断りたかったというのが本当のところですが、要請の範囲をはるかに超えていました」というのだが、違法なら断ればいいのに、いったん承諾して、夫妻が会場へ向かったところで、邪魔が入ったのか、やはりダメだと説明してやめてもらったという。

断り切れないほど、多額の寄付などお世話になっているのに、今度は、思いっきり、相手を傷つけるような発表の仕方というのも、どうも、いろいろ政治的な裏がありそうだ。

それに、スギ薬局のオーナーなら、医療従事者等の枠で優先接種を受ける細工くらい、いくらでもできそうなのに、なぜ、市役所に頼んだのかも謎だ。

どちらにせよ、二人分だけ、高齢者への優先接種枠の範囲内の人が少し先にしてもらおうとしたというなど、まあいって些事だ。

それに対して、繰り返し、書いているように、医療従事者等480万人を世界の常識に反して最優先にし、高齢者施設入居者、その職員などもっとも大きなリスクを負うところを後回しにすることを、コロナ分科会の尾身会長や、厚生労働省の医系技官たちのお手盛りでこそこそと取り計らい、現実にクラスター発生で入居者の多くの部分が死んでしまうと云う地獄絵を現出させている巨悪こそマスコミは追究すべきなのに、そちらは、知らん顔だ。

それに、もうひとつ、重大な疑惑がある。上記で、スギ薬局なら、この二人を医療従事者等になるように細工することなどできたのでないかと思うと書いた。

医療機関、薬局などが優先接種の対象としてどの範囲を対象にするかは、非常に曖昧な基準であり、なんとでもなりそうな書き方だ(どうもあえてそうしたらしい。あとで不正に入れたといわれると困るので、もともとメチャクチャに広い範囲が拾えるような書き方だ)。

だから、こそ、当初、300万人ほどと見込まれていた、医療従事者等が480万人にも膨れ上がったわけで、私は医師等の家族や知人、現実に稼働していない関係者、コロナ患者との接触可能性がほとんどない部門の従事者などをかなり不正、不適切に入れているとみているし、是非とも、内部告発を期待したい。

関係の機関も、全数でなくていいから、厳しくチェックして、不正摘発と処分をしてもらいたいと思う。おそらく何十万、さらには、それ以上の、怪しげな事例があるに違いない。

さらに、お医者さんたちが、歯科医による接種を最小限にとどめ、薬剤師は拒否など世界的な趨勢に反した医師独占領域の死守を図っていることで、休日だとクリニックで一回の手数料4000円、バイトの医師の日当、10万円以上といった濡れ手に泡の金儲けの手段にし、それでも、接種が遅れて、多くの人を死に追いやることになりそうだ。さらに、ワクチン承認の遅れも同じだ。

しかも、厚労省が、医療従事者等への優先接種は、お医者さんなどがほかの職業に比べて感染の危険性が高い(医療従事者が一般の客商売より高い感染率だとか諸外国のように死者が多く出ているなんて数字も見てないし、聞いたこともないが)からであり、あわせて医療崩壊を防ぐためだといっているにもかかわらず、医者などから患者にうつさないためだとか(厚労省はそういうのは理由にならないと否定している)、副反応がどうなるか分からないので実験台になってやっているのだとか、デマを流して、あたかも、いやいや優先接種を受けていると印象操作をしている輩も多い。

そういうことこそマスコミが糾弾すべきことだ。