「ネット左翼」はなぜ差別的・攻撃的なのか

濱田 浩一郎

ネット左翼。聞き慣れない用語かもしれない。ネット右翼なら聞いたことがあるという人が多いだろう。まず、ネット右翼とは何かと言うと「ネット上で右翼的な言動を展開する人々のこと」である。

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また、人によっては「特定の国や人種に対する差別的内容、誹謗中傷、侮蔑的表現をネット上に投稿する人々」をネット右翼やネトウヨという場合もある。

では、ネット左翼とは何かというと「ネット上で左翼的な言動を展開する人々のこと」だ。ネット左翼、ネトサヨというものも確実に存在するのである。そして、それらの人々はとても差別的・攻撃的なのだ。

左翼・リベラルの人々は、ネット右翼を排外主義的や差別的と非難しているが、人の事は言えないと思うほどネット左翼も攻撃的で差別的である。私はこれまで、時事問題に関する本を出してきたり、原稿を書いてきたが、ネット左翼と思われる人々にネット上で「攻撃」を加えられてきた。

しかも、それが言論や本や原稿内容に対するものならまだ良いが、私の学歴や職歴に対して非難・攻撃を加えてくるのだ。例えば「底辺大学出身」とか「研究者として何の役にも立たない職歴」という感じだ。

「なんとまぁ、失礼な事をいう人々だ」と思いつつ放置していたが、その人々の意見と違うことを私が主張しているからと言って、そのような学歴差別的、職業差別的な言葉を吐くとは何という狭量さ、傲慢さであろうか。

あとは「権威主義者」とか「政権に尻尾をふる者」というような私に対する非難もあったが、これも極めて一面的かつ誤った解釈に過ぎない。権威主義とは「権威に対して盲目的に服従したりする態度」であるが、私は全然そのような事はない。アゴラでも、政府の緊急事態宣言発令などに関しては厳しい批判を繰り返してきた。何事にも是々非々でありたいと思っているからだ。

それから「極右」という書き込みや、レッテル張りもあった。これはその人が、私の本や原稿を読んでそう書いたというよりは、ネット上で私の事を「極右」と書いてあるので、盲目的にそう信じて書いたような感じであった。

ちなみに、リベラル的思想を持つ人でも、私の本をしっかりと読んでくださった人は、私のことを「極右ではないし、単なる右翼でもない」と言ってくれた事もある。

さて、彼らネット左翼はなぜ差別的・攻撃的なのか。個々人によって心情・理由も異なる面もあろうが、あえて、一括りにすると「自分と違う意見のものは許せない。排除・粛正する」という連合赤軍的思考を持っているからではないだろうか。そしてそれは彼らが忌み嫌っているはずの「ネット右翼的心性」と殆ど同じではなかろうか。