フジロックのハードル問題 観たいアーチストだらけなのだけど

左派、リベラルの人と思われているけれど、音楽においてはサマソニ派で。ほぼ皆勤賞。

ただ、初期のフジロックは4度くらい行き。大雨の中、バスが来ないので歩いた第1回目(FOO FIGHTERS、RATMが神)、灼熱の中観た第2回目(ミッシェル、KORNで大地が揺れ 布袋寅泰が暴言を吐き イアン・ブラウンでまったり プロディジーで爆発)なんかも観ている。苗場にも2度行っており。Bjorkで泣いたり、ベックが楽器を壊したり、なぜかANTHRAXで大暴れしたり、DACHAMBOの勇姿をみたり、ベン・ハーパーで泣いたり。

※追記:布袋さんの「お前ら腐った豚だ」は歌詞だったとのご指摘が。失礼。ただ、あまり盛り上がっていなかったので、暴言を吐いたのだよねと勝手に解釈し。そんな空気だった。その後、「ポイズン」などで大盛りあがり。洋楽ファンに受けそうな曲をやったが、盛り上がらず、最後に誰もが知っている曲だと当時は解釈してしまった。

で、久々にフジロックに行きたくなっている。オープンキャンパスの関係で初日と2日目。META FIVE、Tempalay(AAAMYYYの大ファンで)、AJICO(浅井健一もUAも大好きで 浅井健一はファッションも参考にしている)、Dachambo(高校同期が在籍)、ROVO(勝井祐二さんは高校のパイセン)がお目当て。今後の発表によるけれど、ヘッドライナークラスはあえて観ないで、ゆっくりしたい。

だけど、こう、「フジロックに行きたい」という想いが高まりつつも、「こわい」「行っていいのか」という問題もあり。その頃、コロナがどうなっているかわからないし。教員がそういう場に行くのは不謹慎ではないかというのもあるのだが。

体力の問題もあり。20代の頃もそうとうきつかった。

さらに、過去4回行ったのに、16年たっているわけで。今のフジロックがどうなっているのかもわからず。もろもろ流儀もわからず。正直、何か敷居の高さを感じていることも事実だ。ただ、別にYMO派、銀蝿派的な対立をするつもりもなく。フジロック派をバカにしているわけでもなく。とはいえ、何かこう、フジロックを語ってはいけないような、圧を感じて。申し訳ない、私がフジロックを語っていることに不愉快に思っている人もいるだろう。レッテル貼りだと思う人もいるかもしれない。

ただ、観たいアーチストだらけなのに、こんな機会、場は他にないのにと思いつつ、行くのが怖いのだ、体力的にも、精神的にも。フジロックのことなど語る資格がないのは承知しているのだが。下手に語らないから。行っていいのだろうか。というか行きたい。しかし、ふらりと行く幕張のサマソニ以上に、ハードルがあるのだ。新幹線も宿泊代もなんとかなるのに。

あぁ、できれば娘も連れて、大自然の中、Dachambo聴きたいな。AJICOで感動したいなと思いつつ。

書いているだけで気持ちが落ちてきた。観たいバンドがちゃんとあるのに。

というわけで、心身を鍛えて、行ける状態にする。うん。


編集部より:この記事は千葉商科大学准教授、常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2021年5月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。