かつて「すっげぇ嫌な議員」音喜多が変われた理由とは

都議会の小西ひろゆき(さん)?!かつて「すっげぇ嫌な議員」だった、音喜多がここまで変われた理由とは

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

https://twitter.com/worklifeb/status/1399668379548409861

国家公務員の労働環境はどこまで改善したか?協力的な議員、非協力的な議員も明らかに
https://news.yahoo.co.jp/byline/murohashiyuki/20210423-00234159/

以前に私も取り上げて話題になった、現役官僚に対する大規模調査を行ったのがワーク・ライフバランスの皆さまです。

本件では、立憲・小西ひろゆき議員が(イメージ通り?!)質問通告等で非協力的な議員の上位にいることがAbema番組で暴露され、ネット史上に残る激論を繰り広げていたことも記憶に新しいところです。

※暴露したのは出演者で、調査したワーク・ライフバランスの方ではありません

質問通告の期限遵守・デジタル化に協力的な議員ランキングで両方とも1位ということで、今でこそありがたいことに「官僚の働き方改革に前向きな議員」との評価をいただいている私ですが、

都議会議員時代はすっげぇ嫌な議員でした(反省)。

いや、若かったということもあるんですが、とにかく都庁職員を「敵」だと思っていたんですよね。野党の議員ですから、都庁職員は都知事や与党会派の回し者だ!的な。

なので質問通告も、早めには出すけど持ち時間では消化できないくらいの量を通告しておいたり、手の内を隠すために質問取りのレクチャーにも正面から応じなかったりと、かなり都庁職員の皆さまには嫌がられていたと思います。。

国会の「質問主意書」にあたる「文書質問」も出しまくり。

振り返ってみれば「都議会の小西ひろゆき議員」だったのかも。。いやもちろん深夜に電話するとか、そういうことはないですよ!念のため。

そんな私の意識が、なぜ変わったのか。

あらためて小室淑恵さんたちとディスカッションしてて考えたんですけど、やはり小さなことですが、職員・公務員の皆さまと「個人的なコミュニケーション・人間関係」が作れたのが大きいなと。

けっこう大学の同級生とかが都庁に就職してたりして、特に任期後半はプライベートで飲みに行ったりしてたんですよね。

そういう場面を通じて「あ、この人たちは敵じゃないわ」という、当たり前のことに気づいたと申しますか。「こういうことやると、イメージ悪いよ」「逆にこうやってやると、良い関係が築けるかも」と教えてもらったりね。

文面にしてみると「そんなこと?!」という感じなんですが、議員と職員(官僚)の距離感というのは案外と難しいもの。

政権側であれば「政官癒着」と思われてはいけないし、野党であれば緊張関係を保たなければいけないしで、適度な人間関係・信頼関係を築けていない場合が多いのではないでしょうか。

私と同時期に議員になり、当時から野党のバリバリ武闘派タイプでいまは某党で国会議員になった方とたまたま会って話した時に、

「官僚をそんなに敵対視しなくて良くないですか?働き方改革にも協力しましょうよ」

と言ったところ、

「そんな生ぬるいことやっていたら、情報はいつまで経っても出てこない」
「不誠実な対応をする官僚には、厳しく対応するのが議員として当たり前」

といったスタンスがまったく変わっていなくて、おそらく職員・官僚と人間関係を築く機会がなかったのだろうなあ…と感じたりしました。

議員と職員・官僚が腹を割って話せるプライベートな機会を、中立な機関が取り持つことができたら、働き方改革に逆行する永田町と霞が関の対立が少しずつ緩和されるかもしれませんね。

なんてことを話した今日の意見交換会でした。来週は衆議院の委員会でも小室淑恵さんが意見表明するらしく、そちらにも注目したいと思います。

国会改革は道半ばですが、議員・政治家も変われると信じて。引き続き私の立場からできることは全力で取り組んで参ります。

それでは、また明日。