医者こそ診察時間の短縮を率先垂範するべきだ

日曜日の東京ドームで行われたRIZINのイベントは超満員の観客。フジテレビが放映。RIZIN主催側の高田延彦さんは、大観衆を誇らしげにしていたが、この高田延彦は、オリンピックについては「人命とオリンピックとどっちが大事なんだ!中止しろ!」と言っているようだ。

フジテレビの『バイキング』は、このフジテレビ上層部や高田延彦の二枚舌を追及して袋叩きにしたらどうか。坂上忍さんの本領発揮を期待したい。

いずれにせよ、東京五輪の中止を主張する連中の自己矛盾した反社会的言動は徹底的に追及すべきだ。

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しかし、そのなかでも一番おかしいのは、全国の医師が診療と診療時間を縮小しないことだ。コロナがそんなに大変なら、医療逼迫を解決する最良の道は、コロナと関係ない医療をしばらく縮小することだ。海外では手術なども後回しにしているくらいだ。

診療科目ごとに目安を決めて、開業時間と通院者の削減をするべきだ。そして、その時間をコロナ対応に充てさせるべきだ。

それに、不要不急の通院はなにより感染を拡大させる。そして、医療資源をコロナに振り向けさせる障害になっている。たとえば、内科開業医は一週間に一日くらい診療時間を減らすべきだ。一週間に一度くらい午前と午後と一回ずつ休診にすればいいだけだ。

慢性疾患の薬は原則、三ヶ月分、まとめて出すなどすればいいことだ。あるいは、処方箋はまとめて出して、薬局で一ヶ月ずつもらうときに、問診を薬剤師さんにしてもらうような工夫くらいしたらどうか。

診療科目によっては、緊急事態宣言のときは、全部休業対象にしていいくらいだ。

予防接種も、集団接種ないし複数のクリニックで共同でしたほうが明らかに合理的で効率がいいのだ。最近は、集団接種の医者の日当はどんどん高騰して、15万円くらいになっている。お医者さんが医療崩壊するといって休業させられている飲食業の人と比べるとあんまりにも不均衡だ。

医者にとってコロナはかき入れ時という意識しかないのだろうか。

一般市民も飲食業の人も、医者が隗より始めるのでなければいうことを聞かないとむしろ旗を掲げるべきだ。