ロッキンジャパンフェスを中止させる茨城県医師会と政府の無責任

ロッキンジャパンフェスを中止に追い込んだ茨城県医師会も、政府与党の無責任な態度も看過しがたい

こんにちは、音喜多駿（参議院議員 / 東京都選出）です。

参議院の議会運営委員会が始まりました。医師会による権限外の要請によって中止に追い込まれたロッキンフェスに対する補償も議題に。オリパラに対しては物申さぬ医師会の態度も意味不明ですし、政府は「（中止は）地域・事業者が決めたこと」と逃げずに責任を持つべきです。 pic.twitter.com/6vptg29Fb8

— 音喜多 駿（参議院議員 / 東京都選出） (@otokita) July 8, 2021

緊急事態宣言の発令という一大事に対して臨時国会が開かれないどころか、今日の委員会に総理の出席もないという状況は遺憾であるとしか言いようがありません。

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ロッキンに中止要請の県医師会「五輪は要請出す案件ではない」
https://jisin.jp/domestic/1998241/

その中で自民党・山田太郎議員が短い時間の中で取り上げましたが、ロッキンジャパンフェスが中止に追い込まれた件は、茨城県医師会の対応が理不尽なことに加えて、十分な補償も担保されていないという異常事態になっています。

いや、行政ならまだ分かるけど、医師会なんかにそれを中止要請をする権限はないんじゃないかな？

完全な越権行為としか思えないんだけど。

民間の経済活動を制限するのって、かなり重い行為なんだけど、分かっているのかな？ https://t.co/rvo2qUtJLC

— 知念実希人　小説家・医師 (@MIKITO_777) July 7, 2021

女性自身の記事で茨城県医師会が回答している、オリパラについては触れないこの理由に納得できる人はどれだけいるでしょうか。

＞茨城県ではカシマスタジアムが競技会場に指定されており、7月4、5日には県内で聖火リレーも実施されている。東京五輪についても、「ロッキング・オン」と同じように中止の要請を出しているのか？

＞「五輪大会には要請書は出していません。理由は、五輪の開催や観客の有無についてはIOCや国で色々議論されています。他にも様々な団体からも要請や意見が届いていると思います。そういう状況のなか、このタイミングで茨城県医師会が東京五輪に対して要請を出すというステージにはありません。要請を出す時期でも案件でもないという判断です。『ロッキン』のフェスは地元で開催される非常に大きなイベントだということで、今回要請書を出したということです」

意味不明です。

ロッキンジャパンフェスだって、主催者とひたちなか市が色々と議論をした上で進めていました。

「このタイミングで出すステージではない」と言いながら、茨城県医師会は６月１８日にフェスがあることを知ってから、ロッキンフェスに対しては直前に要請をかけています。むしろそちらの方が理不尽ではないでしょうか。

日本医師会の会長が自民党国会議員の政治資金パーティー発起人になっているように、医師会というのはかなり政府与党とベッタリな圧力団体です。

政府与党が進めており既に引き返せない地元オリパラ催事には忖度、そうでない民間イベントには自己保身・医療負担増を回避するために中止要請というダブルスタンダードは、いくらなんでも酷すぎるのではないでしょうか。

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そして政府も、こうした中止対応を「自発的に決めたこと」と責任回避をするのはいい加減にやめるべきです。

収容人数を例年の半数以下で開催する予定だったROCK IN JAPAN FESTIVALが地元の26医師会等からの開催中止の要請を受けて中止になった事に、加藤勝信官房長官「今回の判断はそれぞれの地域における考え方を踏まえながら主催者が判断された」

そろそろこういう対応する所に本気で怒った方がいいと思う。 pic.twitter.com/J3aN0R7llX

— Mi2 (@mi2_yes) July 8, 2021

大変残念ながら、もうフェスの中止は覆らないと思います。ならばこれから政治ができることは、関係者も含めた補償を徹底的に行うことです。

これをなし崩しで終わらせることは許されません。与野党を超えて声をあげていきたいと思います。

それでは、また明日。