今日気づいた仰天の東京都の発表

永江 一石

NHKもほかのニュースも
「本日の東京都の新規感染者はXXXX人です。あらたに4人の方が亡くなりました」
みたいな報道をしています。

Eloi_Omella/iStock

で、実は東京都の死者数もこのように激減しているわけですが・・・

もともと東京都の死者の60%は高齢者施設の人で、70歳以下の死者は2%しかいない。65歳以上にワクチンがこのように接種された今、死者が激減するのは当たり前の事なのですが・・・

ちなみに抗体は、ワクチン1回目の10日後でもそこそこできて、2回目打って3日くらいすると強力なのができます。これはフォロワーのお医者さんが自分の抗体検査をしたデータです。

で、それでも亡くなっている人ってどんな人だろうと思ったわけですね。
東京都の発表データ。
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ひとりは死亡日のあとに診断日だからコロナ以外の理由で亡くなってあとで検査してコロナ判明
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ひとりは死亡日のあとに診断日だからコロナ以外の理由で亡くなってあとで検査してコロナ判明
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7/8

7月にはいって亡くなったのたった4人!!!
しかも2名はコロナ以外が死因だから
実質2名しかいないぞ

しかも中には2ヶ月前とかに亡くなった人までいれている。他の都道府県をチェックしたら大阪も似たような感じだが、ほかではだいたい亡くなった日がここまでへんちくりんなのはなかなかない。あなたの市町村も見てください。北海道もせいぜい1週間分をまとめている程度。

ほらちゃんとしてる。

東京はどうしてこんなに前の死者を今の死者として計上しているのか

いくつか理由があると思います。まずは性善説から。

第3波はてんやわんやだったから報告忘れが今になって出てきた
まあないこともないが、こんなに報告忘れが多かったら新規陽性の数もめちゃくちゃじゃないの?
しかし今は死者数は激減しているわけで、報告漏れもできないくらいの数になっているはず。

悪い説
五輪を無観客にするのに死者が多くないといけないから別に取っておいた
まさか、でっち上げはしないと思う。でっち上げるなら日付も変える。

半月で2人しか死なない病気で緊急事態宣言?!

一応いっときますと、

インフルエンザの直接の死者は例年はこれくらいです。

月にならして300人。東京は日本の人口の12%だから1ヶ月35人。
インフルエンザは合併症を引き起こしてそれだと年2万人だから月1666人、東京は200人
結核は
2019年の結核による死亡数は2,088人だから東京の死者月間22.62人

コロナはもう月間4人計算ですよ??

これで飲食店を締めあげて緊急事態宣言とか五輪無観客とか意味が分かりません。なんかのギャグ??

NHKやそのほかのメディアの記者さんにおきましては、小池都知事が毎日の記者会見で
「本日の新規感染はXXXX人です。お亡くなりになったかたはX人です」
と仰ったときにはすかさず

いつ亡くなったのですか?!

と質問してください。それがメディアとしての矜持です。

なんでひとはコロナ脳になるのか。簡単な本ですがよく理解できますよ。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2021年7月16日の記事より転載させていただきました。