安倍さんの開会式出席見送りは、やはり正解かも知れない
とにかく無事開会式が挙行されることを祈っている。
ここまでボロボロになったオリンピックは初めてだろうが、さすがにここまでボロボロになることを予見できた人は一人もおられないだろう。
オリンピックの開会式も見直さざるを得なくなったようだ。
オリンピック組織委員会の会長を引き受けられた橋本聖子氏にとってはご難続きだが、それでも何とかオリンピックを成功に導きたいと懸命に努力されている姿は、実に健気である。
すべては私の責任と言い切って、決して他人に責任を転嫁しようとする素振りがないのがいい。
さすがに、オリンピックの申し子である。
どういう困難に遭遇しても決して諦めようとしないところがいい。
森さんでなくてよかった。
安倍さんも明日の開会式への出席は見送ることにしたようだ。
無観客開催を標榜しているのに、安倍さんが開会式に出席したら、やはりあちらこちらでブーイングが発生したことだろう。
今は、オリンピックの招致に奔走した人は、皆さん、おとなしくされていることだ。
マスコミの取材にも応じない方がいいだろう。
オリンピックには罪がない
政治不信というか政治家不信をオリンピック不信に転化されないようにお願いしたい。
開会式は今日だが、既にオリンピック競技が始まっている。
炎天下の競技は大変だろと思うが、選手の皆さんには大いに頑張っていただきたい。
コロナに感染して出場を禁止された選手の方には気の毒だが、今はあらゆる努力をしてコロナ感染を防ぐことに全力を尽くしていただきたい。
パンデミックの中でのオリンピックの開催の在り方が問われている。
どんなに努力しても、感染者をゼロにすることなど不可能だと分かっていたはずだから、感染者が出るのは仕方がない。
大事なことは、感染の拡大を如何に防ぐか、ということだろう。
オリンピック組織委員会の戦いは、まだ始まったばかり。
これでコロナ感染を最小限に封じ込めることが出来たら、組織委員会はよくやったということになるのだが・・・。
オリンピック競技よりも、私はそちらの方に関心がある。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年7月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。