東京オリンピックの日本人選手の活躍が止まりません。
スケートボードストリートでは、男子・女子ともに日本人選手が金メダルという快挙(画像をブログで確認する)。また卓球、柔道、水泳など、日本人選手が次々と活躍して、盛り上がっています。
プレイを見ていて感じるのは、逆境での平常心と集中力です。
卓球の混合ダブルスは、準々決勝のドイツ戦での奇跡的な大逆転勝利に続き、決勝でも格上とされた中国に逆転で勝利。またスケートボードストリートも、決勝でのスリリングな大逆転があったりと、見ている方もハラハラドキドキです。
活躍している選手のほとんどは、10代や20代の若者です。
最近の日本の若者というと、私にはひ弱という印象があります。ストレス耐性が低くく、新入社員でも少し叱責すると、あっさり会社を辞めてしまう。そして、社会人なのに母親が会社に怒鳴り込んでくる。都市伝説なのかもしれませんが、そんな話を聞いたりします。
オリンピックで活躍している日本人選手を見ると、そのような日本の若者像と大きなギャップを感じます。
自分のやりたいことにスポーツに熱中し、プレッシャーを軽々と乗り越えて、本番で最高の結果を出す。内心はとても緊張しているのかもしれませんが、表面上は笑顔を絶やさず、クールに平常心を保ち、いつものプレイを淡々とこなしていく。
本番での強靭な精神力は、ひ弱な若者のイメージの対極です。
これは、オリンピックに出ている若者たちだけが特殊な例外なのでしょうか?それとも、私が想像している今どきの若者像が、現実とずれているのでしょうか?
スポーツの世界とは対照的に、政治家や大手企業経営者を見ていると、相変わらず60代以上が珍しくありません。自然年齢だけで判断するのは危険です。でも、オリンピックを見ているうちに、今の日本の閉塞感を打破するのに必要なのは、何よりも「世代交代」ではないかと思えてきました。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年7月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。