いよいよ正念場の8月を迎えました。菅さんも小池さんも、ここは目を瞑って前に進むしかありませんね
副反応が出なかったのは、どうやら私一人だったようで、私の家族はそれぞれにそれなりの副反応が出て難儀したようだ。
しかし、それでもワクチン接種はした方がいい。
少なくとも私の周辺では重篤な副反応を発症した人は、一人もいない。
若い方々に対するワクチン接種がまだそんなに進んでいないようだが、毎日百数十万人の人が接種されれば、8月の末頃には国民の4割から5割の方が接種を終えることになる。
このペースで行けば、9月の末頃にはコロナ禍の恐怖はかなり薄らいで行くのではないか。
まずは、これから1週間の間にコロナに感染することのないよう、一人一人が万全の態勢で臨まれることだろう。
8月8日にはオリンピックの閉会式が行われる。
一時期のオリンピックの興奮も大分醒めてきていると思われるが、これから1週間をさらに静かに過ごされることだ。
菅さんも小池さんも、ここは淡々と前に進むしかない。
もう、オリンピック・ムードに浸り続けるのは無理なんじゃないかな
実に危うい、と言うしかない。
まだ日本全体に緊急事態宣言を発出するほどではなさそうだが、現在の特措法の枠組みではなかなか対処し難い事態にまでなってきているようだ。
やはり臨時国会の召集は、必須である。
従来の緊急事態宣言程度で対処し得る時期は過ぎてしまったのではないか。
オリンピック報道でそれなりに高揚したムードが明日発出される緊急事態宣言の対象府県の拡大で一気に冷水を浴びることになる。
緊急事態宣言の上を行くパンデミック非常事態宣言が必要になるのではないか。
臨時国会を召集すれば菅内閣が持たなくなるのは必至だろうが、この新たな事態を国会議員の皆さんがただ傍観しているわけにはいかないはずだ。
今後の事態推移如何では、オリンピックの中断なり延期も視野に入れなければならなくなる。
もはや一内閣だけで判断できるような状況ではなさそうだ。
国権の最高機関は、やはり国会である。
今こそ国会が動くべき時だろう。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年8月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。