8月6日夜に東京都世田谷区内を運行中の小田急線の電車内で、男が包丁を持って複数の乗客を刺すという事件が起こりました。翌7日に警視庁は、殺人未遂容疑で逮捕したと発表しました。
面識のまったくない乗客の20代の女子大学生などの胸や背中を包丁で刺し、殺害しようとしたという容疑です。女子大学生は命に別状はありませんが、重傷です。
その後、容疑者は「自分の不幸は周りのせいだ」と述べているようです。
これを受けて、フェミサイド(性別を理由に女性を標的とした男性による殺人)、ヘイトクライムを指摘する声もあがっています。
警察通じて報じられる小田急線の事件の被疑者供述がどれくらい正確かわからない、のはその通りだからある程度慎重に続報見た方がいいとは確かに思います。
が女性へのヘイトクライムというべき暴力は海外でも日本でも起きてきたのは事実だしそれ自体は前からもっと注目されるべきだったとも思います https://t.co/pgyikdFh0N
— 弁護士 太田啓子 「これからの男の子たちへ」(大月書店) (@katepanda2) August 7, 2021
イギリス在住の視点から、日本社会のなにかが変わったという指摘もあります。
日本でおしゃれな服にヒールで外出できる時代は終わったと考えたほうがいい。不満を抱えた人は増加しつつあり、憎悪を抱えた人間が街中にいる。小田急線の事件はまたおきる。人に恨まれない見た目、逃げられる靴、防御できる鞄などが必要になる。外でキラキラするのはリスクになる。
— めいろま「みにろま君とサバイバル」集英社から発売中 (@May_Roma) August 7, 2021
現時点で言えることは多くありません。今後の捜査の進展が待たれます。
さらに本格捜査を待つ必要があるけど、日本で本当に絶望してる人はこうやって個人テロに走るのか……。秋葉原連続殺傷を思い出してキツい。「俺はくそみたいな人生を送っているのに、幸せそうな人は許せない」/小田急線車内無差別刺傷、男逮捕「勝ち組の女性殺そうと」 https://t.co/KguXZeJI7F pic.twitter.com/fa9OeseKqX
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) August 7, 2021