池袋暴走事故で飯塚幸三被告(90)を禁錮5年とした東京地裁判決は「ブレーキとアクセルを踏み間違える過失があった」と認定しました。
飯塚被告は「車に異常が生じて暴走した」と無罪を主張していましたが、それが認められなかったということです。
飯塚被告が旧通産省元幹部ということで、「上級国民」なので量刑が軽くなるのでははという憶測も飛び交っていました。
池袋暴走事故、上級国民飯塚幸三被告の量刑予想はずばり
「禁錮5年」
の実刑。
ただし、実刑と言えども在宅起訴なので直ちに収監されることはなく、控訴するだろうからまだまだ刑務所に入ることはない。 pic.twitter.com/2nLm7sK6Li— 藤吉修崇@YouTuber弁護士•税理士 (@fujiyoshi_ben) September 2, 2021
遺族の方の気持ちは切実です。判決前の遺族・松永拓也さんは「皆様に加害者に対する怒りとか憎しみを持って欲しからではありません。交通事故がひとつでもなくなってほしいと願っているからです」と述べています。
警察の捜査が難航したのではという指摘もあります。
この事件
警察の捜査は本当に大変だったはず
「車の暴走が原因だった」ことを証明するより
「車の暴走はなかった」ことを証明する方が何倍もの証拠が必要
あった事実を証明するよりもなかったことを証明する方が大変
ものすごい激務をした警察官たちにも一区切りの時
本当にお疲れ様でしたと言いたい— 元警察官👮♂️ケイ (@motokeisatu) September 2, 2021
法にのっとっれば、上級国民とまでは言えないのではという指摘も。
池袋暴走事故の飯塚被告の禁固5年が短い、司法が腐ってる・上級国民だからみたいな意見あるけど、自動車運転過失致死の最長は7年なんだから検察・裁判所は頑張った方。しかも懲役より禁固刑。
対応がクソとは言えあくまで事故なのに、無期懲役や極刑を求めるのは法治国家日本ではあり得ない
— イーサン (@Ethan0327) September 2, 2021
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この事故で、9人に重軽傷を負わせて、母親と子どもの命が失われました。高齢ドライバーの問題が改めて注目されています。遺族側は民事訴訟でも係争中です。訴訟に踏み切った理由を「真実を聞きたい」と説明しています。