今回の総裁選でキャスティングボートを握っているのは、二階さんと石破さんの二人かな
安倍さんはキングメーカーにはなれないで終わりそうだ。
高市早苗さんや安倍さんが目立ち過ぎると、中間層や無党派層のみならず、何とはなしの自民党支持者も自民党から離れて行きそうな予感がしている。
菅さんは総裁選に不出馬宣言をしたことで、少しづつ一時の不人気や菅バッシングから免れつつあるが、私が見ている限りでは安倍さんは依然として批判の対象である。
キングメーカーになることは目指さない方がよさそうだ。
もはや院政を引くことは出来ない。
いよいよ自民党の若手中堅議員の方々が「党風刷新連盟」的な会を発足するようだ。
若い方々が声を上げ始めると、今までのように派閥の長老の談合で自民党の人事を決めることは出来なくなる。
都合の悪いことには蓋をしたくなるだろうが、もはやそれは不可能だ。
石破さんが総裁選に名乗りを上げることが出来るかどうか依然として微妙なようだが、自民党はかつての自民党とは様変わりしていることは事実だろう。
いずれ、大きな流れが出て来るはずである。
岸田さん、河野さん、石破さん、高市さん、大いに発言してください
下村さんも茂木さんも総裁選不出馬を表明したようだ。
推薦人を20人確保出来ない人が総裁選立候補を断念するのは当然だが、推薦人がそれなりにいる人は、この際ドンドン表に現れてご自分の所信を語って欲しいものだ。
下村さんも茂木さんも惜しいことをした。
高市早苗さんは総裁選に名乗りを上げることが出来たので、まずは本望だろう。
さて、野田さんは如何かな。
自民党が多様な人材を抱えている政党だということが大方の国民にはよく分かると思う。
決して一枚岩ではない。
中には、これではとても応援したくないな、という人もいるだろうが、多様な選択肢がある、ということ自体は決して悪いことではない。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年9月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。