見事な公開討論会:まともになっていく自民党と焦る野党

聞き応えがあった今日の日本記者クラブ主催の公開討論会

公開討論会はこんな風にやってもらいたい、と思うような見事な公開討論会であった。

日本記者クラブ主催 公開討論会 自民党HP

NHKが最初から最後まで放映したが、質問者も答弁者もそれぞれによく準備されており、実に聞きやすかった。

質問者に人を得ると、どこにも冗長感がなく、充実した討論会になるということを改めて教えられた。

質問が厳選されているから、答弁者はどなたも失言されない。

日本記者クラブの公開討論会は、一般の視聴者が知りたいはずの項目を各候補者から丁寧に引き出しており、どの候補者にとってもマイナスにはならないはずだ。

自民党には人材が育っていない、などと失礼なことを言っている人たちがいたが、そんなことはない。

今日の公開討論会は当初2時間の予定だったようだが、NHKは最後までしっかり放映したのがよかった。

それだけの価値がある公開討論会であった。

この種の討論会が29日まであちらこちらで開催されるのだろう。

野党の皆さんが焦っておられるのがよく分かるが、まあ、今は何ともしようがないだろう。

自民党がまともになると、国民民主党の支持者がいなくなってしまうのかな

ある世論調査で国民民主党を支持政党として挙げた人が一人もいなかった、などという国民民主党の熱心な支持者の皆さんにとっては悲劇的な事態が発生したそうだ。

まあ、国民民主党の国会議員や候補者が周りにいなければ、あえて支持政党として国民民主党を挙げる人がいないのは分からないではないが、自民党がまともになってしまうと国民民主党の支持者がいなくなる、というのは実に気の毒なものだ。

多分、自民党は、これからドンドンまともになっていく。

自民党がまともになっていけば、これまで自民党に愛想尽かししていた中間層や無党派層の人たちが自民党に投票するようになってしまう。

どうやら衆議院選挙は11月になりそうだが、当分この傾向は変わらないのだろう。

さて、玉木さんは、どういう手を打たれるのかな。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年9月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。