岸田文雄首相が9月24日、農協関係者らとの会合で、政府の規制改革推進会議の組織変更に言及したことが再び注目されています。「改組し、現場の声が反映される体制を組み直す」と述べました。
「農業従事者から現場実態とかけ離れた改革が進められることへの不安、不満を聞いた」とも語りました。
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規制改革推進会議が終了するとなれば、議長の夏野剛さんの去就が注目されます。
【五輪巡る発言炎上 夏野氏が弁明】https://t.co/h3LdHq7x2K
政府の規制改革推進会議議長に就任したKADOKAWA社長の夏野剛氏。五輪の無観客開催についての議論で炎上した発言の真意について語った。夏野氏は「くそなピアノの発表会なんてどうでもいい、オリンピックに比べれば」などと発言していた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 8, 2021
結果、過去のツイートによる不規則発言がまた話題になってしまっています。
子供のピアノの発表会はクソでオリンピックに比べればどうでもよいが、選挙があるから「アホな国民感情」に乗らざるを得ないという夏野剛組織委員会参与のご発言。
不謹慎で国民を侮蔑しており、日本国政府として真っ先に解任すべきは小林氏ではなくこの方だろうと思います。https://t.co/NCiSSUCsxY
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) July 22, 2021
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一方、岸田首相の「新自由主義からの決別」というスローガンは、成長否定論者を勢いづいていますが、「自分の主義主張のために、日本を破壊しつくしたいのか」という批判も当然あります。
先ず田畑は自然じゃねぇ。
加えて、現代では農業ですら工業力が無ければ成立し得ない。天候には左右されるが、基本的にはサイエンスの最前線だ。
是非以前に日本の国土では人口を半分にしたとしても無理な話。 https://t.co/VtTrsTAsik— 黒ペンギン中佐@ミリ波帯空中線搭載型 (@SchwarzPinguin) October 6, 2021
もはや野党は「なにを言うか」ではなく「誰が言うか」にこだわっているようです。
岸田首相の所信表明演説。抽象的な言葉が並び具体的政策が見えず。総裁選の1か月、一体なにを議論していたのだろうか。
「新しい資本主義」は内容不明、「新自由主義は富めるものと富まざるものとの分断を生んだ、といった弊害が指摘されている」と他人事。これでは変わらない。#政権交代をはじめよう— 山添 拓 (@pioneertaku84) October 8, 2021
竹中平蔵さんも夏野さん同様に、「新自由主義」の象徴的なものになってしまっています。
「竹中平蔵慶大名誉教授が民間議員を務める首相官邸の成長戦略会議は廃止する方向」
令和最大級の大改革やろ、これ。「影潜める改革」とか、30年間弱まり続けた分配の強化が改革でなくて何なんや。
岸田流「新しい資本主義」の正体 分配強化、影潜める改革: 日本経済新聞 https://t.co/FjsyT3GruW
— ncc1701 (@ncc170116) October 2, 2021
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「アベノミクスによって韓国が日本を抜いていった」という野口悠紀雄教授の指摘もありますが、その対処法はまったくの反対方向に向かいそうです。
もはや「日本の賃金はアメリカの約半分で、韓国より低い」ようです。
「新自由主義政策」の見直しを図る岸田政権。いったい日本経済はどこに向かうのでしょうか。