ブランド総合研究所という調査会社が今月発表した2021年の47都道府県の魅力度ランキングで、群馬県が44位だったということで、山本一太群馬県知事が調査会社にクレームをつけました。
14日の記者会見では「根拠の乏しいデータで、県のイメージにマイナスの影響を与える可能性がある」と述べ、法的措置の可能性にまで言及してしまいました。
とうぜん、首長が私企業に圧力をかけるのはいかがなものかという指摘が。
群馬県知事「法的措置検討」 魅力度ランキング44位 https://t.co/5nTEVJeinz @Sankei_newsから
これネタ扱いされてるけど、自治体を悪く言われたから法的措置を検討するとか首長が圧力かけるの全く笑い事ではないよな。裁判所で認められるはずないけどそういう問題じゃない。山本一太は恥を知れ。— ystk (@lawkus) October 12, 2021
山本一太氏らしいとの指摘が多数見られます。
なんか政界小物会のきっての大物と言われる山本一太の本領発揮って感じね。
都道府県の『魅力度ランキング』、群馬県知事が「法的措置」と抗議。調査会社は「本気でおっしゃっているとは…」 https://t.co/LhxCVTUjZh
— 愛国心の足りないなまけ者 (@tacowasabi0141) October 13, 2021
一方、「確かにああいったランキングはその地域に住んでる人たちを傷つけている」という説得的な指摘もありますが、一太氏のパフォーマンスのおかげでそんな真摯な意見はかき消されてしまいました。
また、このブランド総合研究所の社長の反論も「県内の魅力を観光業などに波及できず経済的な損失がないようにするための戦略を立案していただくために実施している調査」だという「上から目線」なものでした。
これについては、「どっちもどっち」という意見や、「ランキングを付けてる会社が、地域ブランディングのコンサルタント業を営んでるのはおかしい」と調査自体を疑問視する声も聞かれます。
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一方で、お隣の栃木県や茨城県の寛容さが際立ってしまいました。
都道府県魅力度ランキングで44位だった事で群馬県知事の山本一太が法的措置検討とか言っていますが、ここで前回のランキングで47位だった栃木県民の寛容さをご覧下さい。 pic.twitter.com/OUcpy3tGDD
— シークレット™ (@secret_222) October 12, 2021
【魅力度ランキングめぐり法的措置?】2021年の都道府県魅力度ランキングで44位となった群馬県・山本一太知事「県民に対し失礼だし侮辱。内容を精査し、法的措置も検討する」
最下位の茨城県・大井川和彦知事「魅力度ランキングが最下位だろうが何しようが我々にとって、あんまり痛くもかゆくもない」 pic.twitter.com/38bzbJOE4v
— Mi2 (@mi2_yes) October 13, 2021
知事のパフォーマンスはともかく、群馬県は魅力的なところです。