大阪維新の破壊力に驚嘆！
東京や埼玉ではあまりパッとしなかったが、大阪で選挙区支部長に選ばれたら途端に注目の新人となって、下馬評通り今回の衆議院選挙・大阪の選挙区で見事な勝利を収めたのだから、大阪では如何に維新が圧倒的な力を持っているか実証したようなものである。
大阪維新の会HPより
人の能力や政治家としての資質、人柄などはどこにいても基本的に変わらないものだが、時と場所を得れば、まったく違った人物・人材に変身・変貌出来るという貴重な実例になったことは間違いない。
時と場所を得ることが出来たのには、ご本人の長きにわたる弛まぬ努力・精進があったに違いないが、それだけ大阪という地には特別の力があるということだろう。
魔力と言っていいくらいのものだ。
大阪の維新の破壊力の凄まじさには、心底驚いた。
自民党の前議員のすべてが維新に吹き飛ばされてしまった。
私と衆議院選挙初当選同期組の一人も、今回の選挙では比例区での復活当選も出来ないで轟沈してしまった。
ふう･･･。
維新は、そのポジション取りが成功の一因だろう
維新の強さの源泉は大阪にある。
大阪府政と大阪市政を担っており、府議会でも市議会でも多数の議員を擁しているのだから、よほどの失政でもしない限り、維新は順調に党勢を拡大して行くはずだ。
遂に東京にも確固たる橋頭保を確保したようだから、このままいい人材を確保し続ければもっともっと大きくなれる。
維新は、共産党や立憲民主党とは明確に一線を画しており、しかも今回は自民党からも距離を置くことにしたのだから、立憲民主党と共産党の選挙協力が行き過ぎて立憲民主党と共産党の一体化が進み、遂には立憲共産党と揶揄される政治勢力が誕生することに強い危惧を抱いておられる方々の受け皿にはなり易いはずである。
勿論、そのポジションに国民民主党が座る可能性もあるのだが、国民民主党はまだ地方行政への足がかりが弱く、維新ほどには頼りにならない、という弱点がある。
維新が、今回の衆議院選挙で41議席を獲得し、野党第二党のポジションを確保したということの意義は大きい。
これからの展開が楽しみである。
編集部より：この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年11月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。
