中日ドラゴンズのK投手の死因が心筋炎であったことが公式に発表

中日ドラゴンズのK投手の死因が心筋炎であったことが、公式に発表されました。有耶無耶に終わるのかと思っていましたが、精査されていたようです。ただし、因果関係は例によって不明という結論です。

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No.20の症例です。27歳、男性、接種日:6月28日、死亡日:8月3日、と過去の報道と完全に一致していますので、K投手に間違いないと考えられます。

公開された資料より引用してみます。

具体的な剖検所見の情報は得られていないものの、剖検で心筋炎の確定診断がなされているため、心筋炎の診断自体は妥当と考えられる。

従って、7/6の心室細動、心停止の原因の一つとしては、心筋炎の発症が時間的関連からは疑われる。その一方で、心拍再開後の心エコーにて認められた高度の僧帽弁閉鎖不全症(MR)が、左房径の著明な拡大を伴っていたことから、MR自体はワクチン投与前より存在していた可能性も高く、また原疾患・合併症・既往歴の欄に心室性期外収縮(PVC)の記載もあるため、心筋炎の発症が既存のMRやPVCの病態を悪化させ、心室細動・心停止に至った可能性も考えられる。

実際、補助循環用ポンプカテーテル(Impella)離脱後の7/17の心エコーでは、左心系の高度な拡大は継続しているものの肉眼的なEFは45%程度と比較的保たれている(7/8よりは改善)ことから、8/3の多臓器不全・心停止は、心筋炎による低心機能(ポンプ失調)のみが原因とは積極的には疑いにくいとも考えられ、(併存病態の)高度MRによる心不全の悪化も多臓器不全に寄与しているとも考えうる。

ワクチン接種後8日目の発症ということから、ワクチンが原因である可能性は排除できないと考えるが、一方で得られている情報からは、ワクチンが原因であることを示唆する根拠は時間的関連性のみとも考えられる(ウイルス性による発症も否定はできない)ため、ワクチン接種が心筋炎の原因だと強く疑うことは困難と考える。

簡単にまとめますと、

  1. 心筋炎が発症していたことは間違いない。
  2. 高度の僧帽弁閉鎖不全症が、以前より存在していた可能性が高い。
  3. 心筋炎が僧帽弁閉鎖不全症を悪化させて、死に至った可能性がある。
  4. 多臓器不全・心停止は、心筋炎のみが原因とは考えにくく、高度な僧帽弁閉鎖不全症による心不全の悪化も寄与していると考えられる。
  5. ワクチンが原因であることを示唆する根拠は時間的関連性のみと考えられ、ワクチン接種が心筋炎の原因だと強く疑うことは困難と考えられる。

5. については、異論があります。

コロナ特有の心筋炎の所見というものは、現時点では報告されていません。また、この所見を認めればコロナを否定できるという所見も報告されていません。したがって、コロナが原因と判断する根拠は、時間的関連性しかありません。根拠が時間的関連性しかないから、「ワクチン接種が心筋炎の原因だと強く疑うことを困難と考える」ことは、非論理的です。

僧帽弁閉鎖不全症の存在が、判断を難しくしています。心筋炎が僧帽弁閉鎖不全症を悪化させて、死に至った可能性があるわけですから、因果関係を認めてもよいのではないかと、私は思います。因果関係が認められれば、遺族は4420万円もらえます。K投手には、小さいお子さんが2人いますので、遺族には何らかの補償が必要です。