岸田首相は外国人の入国禁止は世界主要国でも突出してドラスティックに断行した。とりあえずというのは理解できなくもないが、それでどれだけ、人生を狂わすほど不幸になる人がいることを理解しているのかは疑問。ワクチン接種者については、ある程度、厳密な隔離を条件に認めないと人道的にも経済的にも惨禍をもたらすだろう。
一方、世界各国がやっているワクチン接種の加速は何も言わない。EU委員長も「いまは、一にも二にも三にもワクチン」といっているのに。
いま最優先すべきは、ワクチン未接種者に、事実上の強制に近い形で進めることだ。少なくとも未接種者は、会合、外食、職場、学校、長距離交通機関からは閉め出すべきだ。
マスクは強制してワクチンは任意は滑稽である。また、三回目の接種は全力で急ぐべきだ。そのことが、程度の問題はともかく蔓延を防ぎ、重症化と医療崩壊を防ぐ。
今度の変異株はある程度は効能を減らすが、効能がなくなると考えてる人はほとんどいないことを忘れてる。あくまでも程度の問題に過ぎない。
心配なら、イギリスで検討中のように、二回目の三ヶ月後にすることだ。また、そのなかで広すぎる医療従事者より高齢者が優先されるべきだ。若い医療従事者は、罹っても滅多に死なないが高齢者は死んでしまう。
また、どっかで接種希望者が殺到することも考えれば、薬剤師など医師でない人による接種主体に切り替えるべきだ。医師はワクチン接種より診察や治療に投入されるべきだ。海外では接種に医師は全く関与していないことが普通だ。せいぜい、接種していいかの電話相談窓口をつくれば十分だ。
もし、万全の体制をというなら、救急体制の取れない診療所の接種だって危険なので、大病院や集団接種所に限るしかなくなるだろう。医者の接種関与は医者が儲けたいだけだ。