新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大に対する水際対策として、政府は11月29日、1日あたりの入国者数の想定を5千人から3500人に引き下げることを公表。これを受けて国交省が日本に到着する国際線の新規予約を止めるよう航空会社に要請していました。
しかしながら、3日もたたずして政府は邦人帰国者に配慮し、国際線の新規予約停止要請を撤回することに。
安倍政権、菅政権時に水際対策の「後手批判」を受けていたことで、岸田首相は「即断」したのですが完全に裏目に。現場は大混乱です。
まさに朝令暮改。
政府、国際線の新規予約停止要請を撤回 岸田首相「混乱を招いた」(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース https://t.co/FRe5lppbmR
— 宮川 絢子 /外科医 in Sweden / 双子ママ(みやかわ あやこ) (@AyakoMiyakawa) December 2, 2021
一方で、外国人の入国原則禁止(特段の事情以外)は変更は無いようです。このことで、年末に予定されていたスポーツ世界大会などのイベントに影響が出ています。
【フィギュアGPファイナル中止へ】https://t.co/pDh2zSshxI
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大で、外国人の新規入国が一時停止されたことなどを受け、大阪で9日に開幕予定だったフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが中止になることが判明。関係者が明らかにした。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 2, 2021
入国制限が厳しすぎて、理解困難だとWHOは批判しています。
WHO オミクロン株 日本の対応を「理解困難」と批判 感染力の情報は「数日以内」に https://t.co/4R2ihIFT7F
日本が導入した外国人の新規入国を原則停止する措置について「ウイルスは国籍や滞在許可証を見るわけではない」と述べ、「疫学的に理解困難だ」と批判した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 2, 2021
入国制限という水際対策に有識者からもこんな意見も。
世界でこんな対応は戦時下のイスラエルと日本だけって知らない人、多すぎだよね
WHO オミクロン株 日本の対応を「理解困難」と批判 感染力の情報は「数日以内」に https://t.co/SgGAACLJhV @Sankei_newsより
— Isseki Nagae/永江一石 ブースター済 (@Isseki3) December 2, 2021
反グローバリズムなんて関係ない。これは非科学的なゼロコロナだ。これからも新しい変異株が出るたびに、全世界から入国禁止するんですか。 https://t.co/9ylfagRyqB
— 池田信夫 (@ikedanob) December 2, 2021
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新型コロナの感染が見つかってからはや2年近く。いまだに対応をめぐり大混乱を繰り返しています。
政府は入国制限はオミクロン株の詳細が判明するまでの暫定処置であるとしていますが、日本は「コロナ禍の中で世界中から競技者・関係者を受け入れて東京オリンピック・パラリンピックを開催し成功させた」という確かな実績がある訳ですから、それらを参考に、ぜひ腰を据えた対応を願いたいところです。