安倍元首相、拉致問題解決を阻む北朝鮮の対日攪乱工作を警告 --- 古森 義久

(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

北朝鮮による日本人拉致事件の解決を目指すための大きな集会が2つ、12月10日、11日の両日、東京都内で開かれた。

第一の集会では安倍晋三元首相が演説し、北朝鮮政府がなお日本の国内の意見を分断させて、拉致被害者の即時一括帰国の要求を抑えるための対日工作を実施していると警告したことが波紋を広げた。

日本で北朝鮮の虚偽に同調する動き

拉致事件の解決に努める各党の国会議員から成る「拉致議連」などは12月10日、参議院議員会館で「各地の救出運動の現状と北朝鮮最新情勢から全拉致被害者の即時一括救出の方途を考える拉致問題セミナー」と題する集会を開いた。

同集会には拉致被害者の家族の横田早紀江さんや拉致の可能性の高い特定失踪者の留守家族たちも多数が招かれた。

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