こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は年内最後の東京維新の会・全体会議(こちらもネット中継でフルオープンにしました!)の後、新体制の党三役が揃って初の街頭演説会。
それぞれの立場から党運営や臨時国会について報告をいたしましたが、直近の国会では消費税減税法案はトリガー条項解除法案、そして文通費の改革法案を提出するなど衆目のもとで活発に活動することができました。
文書通信交通滞在費については、ご案内の通り与野党の調整がつかず法案成立は頓挫。力及ばず大変申し訳ありませんが、
維新はさらに明確なガイドラインを策定し、来年1月から透明性をより高めた文通費の使途・領収書公開を行います。
3ヶ月に一度、月単位の出納帳をオープンに致しますので、ぜひ厳しい目でチェックをいただければ幸いです。
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法案が通らず、他の政党がどんな対応をしているのかと言えば。
国民民主党も我々と同様、年明けから使途を自主公開することを表明しました。一方で…
立憲民主党は案の定、党独自の取り組み=領収書の公開は見送り。
文通費の改革を巡っては、与野党がボールを押し付けあい、進まないことをそれぞれが他人のせいにしてきましたが、誰が・どの政党が止めていたのかこれではっきりわかっていただけたと思います。
結局、立憲が法案を出したのは単なるポーズで、実は領収書公開など絶対にやりたくない・使い勝手の良い100万円を手放したくないのです。
野党第一党が早々に自民党と水面下で手を結び、領収書公開はせず「日割り」だけの先行でお茶を濁そうと画策していたのですから、物事が前に進むはずはありません。
維新は有言実行。法案を提出したら、成立しなくても、自分たちでできるところまではやる。
自民は不言不実行。やらないと言ってやらない。情けないと思いますが、ある意味では正直です。
立憲は有言不実行。やるような素振りを見せておいて、実はまったくやる気がない。これがもっとも有権者を馬鹿にした、政治不信を招く姿勢だと思います。
不言不実行と有言不実行の政党がやりあっているようでは、単なる見世物で物事はまったく前に進みません。そしてそれが、実は両者にとって持ちつ持たれつになっているのですから、なんとも唾棄すべき自体です。
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国会改革を前に進めるためには、有言実行の維新と不言不実行の自民が、正面からぶつかりあって有権者に信を問うしかない。
改めてそんな思いを強くした、文通費改革の顛末でした。
来年の通常国会でも引き続き、多岐にわたる国政課題に取り組みながらも、文通費の改革を実現するための働きかけは継続してまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年12月23日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。