EUが原子力と天然ガスを「グリーンエネルギー」に分類:日本も現実に向き合うべき

アゴラ編集部

1日に欧州連合(EU)欧州委員会は、原子力発電を天然ガスと共にグリーンな投資先として位置づける方針を発表しました。EUは、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標に向け、原子力発電を天然ガスをその重要な手段であると認めました。

原発は「低炭素への移行を加速」 欧州委が位置づけ方針発表:朝日新聞デジタル
 欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は1日、原子力発電を地球温暖化対策に役立つエネルギー源と位置づける方針を発表した。温室効果ガスの排出を2050年に実質ゼロにする目標の実現に向けて投資を呼び込み…

これまでは、脱原発をめざすドイツや、オーストリア、ポルトガルなどの5カ国は、反対する声明を出していました。一方で、原子力発電が主な電源であるフランスや、ロシアを意識するポーランドなど10カ国は、原子力発電をグリーンエネルギーに加えるよう求め、対立していました。

EUの発表は非常に現実的な対応だという評価があります。

日本も「脱炭素」「脱原発」の二兎は追えないという現実を見るべきです。

先を考えずとりあえず脱石炭、脱石油と言ってきたのはあまりにも無謀だという指摘は傾聴に値します。

EUは夢から現実に目が醒めつつあります。「脱炭素だけど原発は反対」と言ってるだけでは、脱炭素どころか今年の冬以降現実になるかもしれない電力の供給危機は乗り切れません。

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