大気汚染が酷い薪ストーブをエコだと売り込む朝日新聞

アゴラ編集部

朝日新聞が大気汚染が酷い薪ストーブをSDGsやエコな製品として紹介して炎上してしまいました。WHOの推定では、毎年380万人が木材の煙による室内汚染で死亡しています。

再エネ100%の家へ、攻めのアイテム続々 薪ストーブに魅せられて:朝日新聞デジタル
 まさか自分の人生に、薪(まき)で頭がいっぱいになる時が来ようとは、これまで思いもしなかった。 梶原(かじはら)建築の梶原高一さん(41)をはじめとする多くの人の手によって、築40年の無断熱の空き家は…

georgeclerk/iStock

薪ストーブは不便で非効率ゆえ廃れたわけですし、環境汚染も酷くとくに呼吸器系の疾患を持つ人にはキツイものです。新聞社と記者は想像力も乏しい、取材をちゃんとしているのかという厳しい指摘も。

SDGsの実態がよく表れているという意見も。

朝日新聞の記者の人は、薪ストーブの深刻な実態がわかっていないようです。

https://twitter.com/kx3g/status/1476723285732003840

記者の人は「単純にうらやましいから」という理由で書き始めたのではないといいのですが。

環境や人間にはやさしくないただの趣味と割り切らないと、命よりもファッションが大事だということになりかねません。

森林破壊の最大の原因は燃料にするための木材の伐採であり、その脅威は石炭火力よりはるかに大きいのです。ファションのために人々の生命を危険にさらすのは本末転倒です。

最悪の大気汚染物質は石炭ではない : 池田信夫 blog
政府は、石炭火力の海外建設の支援を打ち切る方針だ。小泉進次郎環境相は「高効率の石炭火力も含めて全面禁止する」という方針を表明した。国内では石炭火力の新設はゼロになったので、これは開発援助で石炭火力を認めないということだ。その被害者は途上国の貧しい人々

新聞記者の劣化は、外から見ている以上に進んでいるのかも知れません。